2017年12月16日 古墳時代から飛鳥時代へ―集落遺跡の分析からみた社会変化―

古代学研究会12月拡大例会「古墳時代から飛鳥時代へ―集落遺跡の分析からみた社会変化―」のお知らせです。

日時:2017年12月16日(土)

会場:大阪歴史博物館4階講堂(地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」2号・9号出口)

主催者:古代学研究会

参加条件:定員250名(当日先着順)、参加費無料

詳細:http://www.geocities.jp/kodaigakukenkyukai/

 

趣旨

 古代学研究会では、これまで弥生時代から古墳時代の社会について、様々な方面から検討を加えてきた(『集落から探る古墳時代中期の地域社会―渡来文化の受容と手工業生産―』(2012年)、『集落動態からみた弥生時代から古墳時代の社会変化』(2014年))。今回は、古墳時代から飛鳥時代への移り変わりのなかで、どのような社会変化が捉えられるのか、考古学的に明らかにすることを目的とする。
 分析の対象は、畿内とその周辺地域の古墳時代後期から飛鳥時代(6世紀から7世紀)の集落遺跡とし、「集落遺跡の消長からみた画期の抽出」、「集落遺跡の立地の変化」、「集落遺跡の構造把握とその変化」の3つの視点から分析を進める。
 以上から、各地域の様相を整理し、比較・検討することで、各地域内での変化と地域を越えた変化の抽出が可能か議論を進め、古墳時代から飛鳥時代への社会変化の実態を捉え、その背景にせまっていきたい。

プログラム

9:30       受付開始
10:00~10:05  開会挨拶  
10:05~10:20  趣旨説明  
10:20~11:00  事例報告① 「大和地域」 鈴木一議・中野 咲・岩越陽平(奈良県立橿原考古学研究所)
11:00~11:40  事例報告② 「河内・和泉地域」 吉田知史(交野市教育委員会)、道上祥武(大阪市立大学)
11:40~12:20  事例報告③ 「近江地域」 北中恭裕(大和高田市教育委員会)、辻川哲朗(滋賀県文化財保護協会)
12:20~13:20  昼食・休憩   
13:20~14:00  事例報告④ 「伊勢・伊賀地域」  川部浩司(三重県立斎宮歴史博物館)、渡辺和仁(三重県埋蔵文化財センター)
14:00~14:40  関連報告  「文字資料からみた6・7世紀の集落と地方支配制度」 溝口優樹(日本学術振興会特別研究員)
14:40~14:50  休   憩   
14:50~16:20  討  論  コーディネーター:森岡秀人(古代学研究会代表)
16:20~16:25  閉会挨拶