「大社基地遺跡群の学術調査と保存に関する要望書」に対する回答について

文 財  第 249 号
令和3年(2021)8月25日

一般社団法人日本考古学協会
埋蔵文化財保護対策委員会
委員長  藤沢 敦  様

出雲市長 飯塚 俊之

 

「大社基地遺跡群の学術調査と保存に関する要望書」に対する回答について

 

2021年4月23日付埋文委第1号で出雲市長及び出雲市教育委員会教育長に対しいただいた要望書に対しまして、下記のとおり回答致します。

 

要望事項

1.大社基地遺跡群の総合的な学術調査を行うこと。

2.大社基地遺跡群を保存し、史跡として整備し、国民的財産として活用すること。

 

【回答】

 戦争の記憶を後世に伝えることの大切さを踏まえ、出雲弥生の森博物館等で行う戦争の爪痕を伝える展示や歴史学習で活用する資料とするため、また滑走路跡の正確な記録をとるための調査を行う考えです。

 なお、滑走路跡の一部を、歴史学習を行うための場所として残し、活用することを検討しています。