平成28年熊本地震対策特別委員会からのお知らせ

 当委員会では、東京での総会時に、2017~2019年度の3年にわたって3度のセッションを開催し、熊本地震による被災文化財の現状や復旧状況、埋蔵文化財調査の現状等をお伝えしました。それらを受け、発災から今日までの被災文化財復旧に係る調査や復興事業に伴う埋蔵文化財調査の様子、さらにはそれら調査によって得られた新たな知見を、地元、熊本の方々に広くお伝えすることを目的に次の通り成果報告会を開催することとなりましたので、お知らせいたします。

「平成28年熊本地震復興に係わる文化財・埋蔵文化財調査の成果報告会」概要

開催趣旨:
 平成28年(2016年)熊本地震の発生(4月14・16日)から4年目を迎えています。熊本地震では、熊本城や阿蘇神社、通潤橋、井寺古墳などといった、地上に残されたさまざまな遺跡や構造物に甚大な被害が生じました。今、そうした被災文化財の修復・復旧に係る調査、さらには、住宅や道路の復旧、災害公営住宅の建設などに伴う埋蔵文化財の調査が懸命に行われています。
 こうした調査の過程で、これまで知られていなかった新たな歴史的事実がさまざまに掘り起こされています。それにより、地域の歴史像がより豊かになることが期待されています。また、文化財を将来に長く伝えていくために何をすべきなのか、そのための新しい技術や手法も提案されています。これは、近年頻発する災害から文化財を守るための提言を熊本から発信することにつながります。こうした成果を多くの方々に広く還元するとともに、復興に向けた大きな力とすることを目的に、地元、熊本を会場として、報告会を開催することといたしました。

開催日時:2019年12月21日(土)13:30~17:00
開催場所:熊本県益城町 ミナテラス視聴覚室(益城町交流情報センター)
            〒861-2242 熊本県上益城郡益城町木山236(電話096-287-8411)
※参加費・資料代無料、申し込み不要

プログラム:
13:30~13:40  挨拶 宮本一夫(平成28年熊本地震対策特別委員会委員長)
             西村博則(益城町町長)
13:40~14:20  「災害公営住宅建設に伴う益城町大辻遺跡の発掘調査成果」
            今村結記(益城町教育委員会〈派遣元:鹿児島県立埋蔵文化財センター〉)
14:20~15:00  「嘉島町井寺古墳復旧調査の成果と課題」
             橋口剛士(嘉島町教育委員会)
15:00~15:15  休憩
15:15~15:55  「宇城市大塚台地遺跡発掘調査ならびに被災文化財復旧の成果」
             神川めぐみ(宇城市教育委員会)
15:55~16:35  「熊本城復旧に伴う調査の成果と課題」
             網田龍生(熊本城総合事務所)
16:35~16:50  「平成28年(2016年)熊本地震による被災文化財調査・復旧の現状」
             杉井 健(平成28年熊本地震対策特別委員会副委員長)
16:50~17:00  挨拶 近藤英夫(日本考古学協会副会長)