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2004年1月委員会記録

1.会員の訃報および退会について

 小笠原委員から、2004年1月1日に熊本県の三島格会員が逝去された旨の報告があった。

2.有限責任中間法人日本考古学協会の設立について

 石井委員から、昨年12月24日に公証役場にて定款認証を受けた。1月27日に譲渡財産の検査を受けた後、登記手続きを行うとの説明があった。

3.2004年度新入会員資格審査について

 石井委員から、〔1〕本日、保留となっていた11名の第2回資格審査が行われた。審査の結果、2名が資格基準を満たさず、9名は資格基準該当者と判断された。〔2〕2004年度新入会員は、申込総数149名のうち、審査基準に満たなかった者3名、資格基準該当者146名となり、3月上旬に資格基準該当者一覧を全会員に送付するとの報告があった。

 続けて、資格基準内容の明瞭化をはかるための討議が行われ、白石委員が、次回委員会に原案を提出することになった。

4.前・中期旧石器問題調査研究特別委員会報告

 矢島委員から、1月11日に第12回総括部会を開催し、〔1〕金取遺跡、平戸市入口遺跡の報告。〔2〕4月1日のアメリカ考古学会(SAA)での分科会開催にあたり、100頁程度の英文予稿集を作成する。会員には会報並びに協会ホームページ上で通知する。〔3〕隣接諸科学との共同研究のあり方について、3月中にフォーラムを開催する予定。〔4〕第70回総会時には、2004年度活動報告並びに特別委員会の最終報告を行ったうえ、解散宣言を行うことを協議・決定したことが報告された。

5.埋文委報告

 矢島委員から、1月幹事会において、〔1〕『第3次埋蔵文化財白書』は、5月の刊行を目途にケイ・アイ・メディアから出版する。買い取り部数については検討中である。〔2〕北海道森町「鷲ノ木遺跡」・沖縄県西表島「とぅどぅまり浜遺跡」の保存問題について検討した。〔3〕関西連絡会から、平城宮跡・オオヤマト古墳群の保存問題について報告があったとの報告があり、〔2〕の鷲ノ木遺跡について、高橋委員から補足説明があった。

6.第70回総会について

 矢島委員から、総会議題ならびに開催案内の説明があった。 続けて谷川委員から、先月提案のあった総会時に倫理綱領についてのシンポジウムを開催する件につき、今回は発表件数が多く4会場にもわたるため、これ以上の会場設定は無理と思われる。よって今期中の開催を計画したいとの説明があり了解された。

7.2004年度大会について

 西藤委員から、大会開催要項(案)の説明があり、続けて河瀬委員から補足説明がなされた。

8.2004年度予算案について

 水村委員から、各担当委員に対し2004年度予算案の提出が求められた。続けて30,000円以上の高額滞納者27名に対し、来る3月末日までに納入の無い場合には、退会処置をとる旨の最終通知を送付したことが報告され、合せて各委員が分担して電話による督促にあたることになった。

9.事務所エアコンの取り替え設置について

 外山事務局長から、協同ビル側から既存のエアコンが老朽化しているので新製品に取り替えたいが、その費用の一部を負担して欲しいとの要請があるとの報告があった。合せて協同ビル全体の改修工事、耐震強化工事等に着手していることが説明され、施設の充実が図られているので、これを前例としないことを条件に了解された。

10.その他

  1. 谷川委員から、第11回西アジア発掘調査報告会への後援依頼の要請があるとの報告があり、後援が了解された。
  2. 小笠原委員から、日本学術会議考古学研究連絡委員会が関西でシンポジウムを行う計画が具体化し、日本考古学協会もそれに協力する方向で検討していることが報告された。

以上