HOME > 理事会 > 2009年3月

2009年3月理事会議事録

会員の訃報について
 石川理事から、東京都の村井ー雄会員が2007年2月14日に、東京都の吉田章一郎会員が2009年2月9日に、茨城県の川上博義会員が3月2日に、埼玉県の川島雅人会員が3月24日に亡くなられたことが報告され、哀悼の意を表した。


 会議に先立ち、次期事務局長の水村孝行氏の紹介があった。

 続けて、2月28日開催総務会の検討結果を受けて、青木事務局長から、一般社団法人化に伴う理事会会議のあり方について、運営要項案の説明があり、まず議案と報告事項に分け、議案には通し番号を付すこと、議事録には、出席した全理事と監事が署名・捺印する等の手続きが説明された。また、理事会を閉じたあと、諸課題について自由に意見交換する場を設けることについても了承された。
 正式には5月総会終了後からとなるが、今回から試行していくことになった。

議案第1号 高松塚・キトラ古墳問題検討小委員会の廃止について

 菅谷理事から、これまでの活動経緯を会報No.166に掲載して解散することを報告した。活動の詳細報告は、機関誌『日本考古学』に掲載する予定であるとの報告があり、標記小委員会の廃止が承認された。

議案第2号 協会設立60周年記念事業検討小委員会の廃止について

 小笠原理事から、設立60周年に伴う予定の事業を終了した旨の報告があり、標記小委員会の廃止が承認された。

議案第3号 規則等検討小委員会の廃止について

 青木事務局長から、必要諸規則の整備を終えた旨の報告があり、標記小委員会の廃止が承認された。

議案第4号 一般社団法人移行に伴い規則等の一部を改正する規則の制定について

 青木事務局長から、「有限責任中間法人」を一括して「一般社団法人」に改める規則案の提示があり、原案通り承認された。

議案第5号 近代以前日本考古学史研究小委員会準備会の設置について

 小笠原理事から、2010年の立ち上げを目指した準備会の設置案の提示があったが、活動の具体的内容について再検討が必要との意見が出され、次回に再提案されることになった。

議案第6号 国際交流委員会委員の委嘱について

 菊池理事から、5月で1期2年の委員の任期が切れることから、2期目の委員を委嘱することになり、検討の結果、6名は継続、飯島武次委員・佐々木憲一委員の2名が退任、新委員として小澤正人会員と溝口孝司会員を候補者としたいとの説明があり、承認された。

議案第7号 後援依頼について

 石川理事から、駒澤大学禅文化歴史博物館から「考古資料展4 有田焼の考古学」への後援依頼がある旨の報告があり、承認された。

報告第1号 将来構想検討小委員会報告

 渡辺副会長から、2月28日(土)に委員会を開催し、定款改正議案の総会対応について協議するとともに、一般社団法人化後の方向性についても検討を行ったことが報告され、了承された。

報告第2号 第75回総会について

 渋谷理事から、第75回総会での理事役割分担案の説明があり、原案通り了承された。

報告第3号 60周年記念講演会の終了について

 小笠原理事から、2月15日(日)に仙台市博物館で「氷河期の森からのメッセージ」の公開講演会を開催し175名の参加を得たこと、これをもってすべての60周年関連事業を終了したことが報告され、了承された。

報告第4号 陵墓報告

 福永理事から、2008年度の活動報告、陵墓運動30周年記念事業企画案、今後の活動の方向性と体制について報告があり、了承された。

報告第5号 機関誌電子アーカイブについて

 茂木理事から、2月から『日本考古学』1〜24号までのデータが公開された旨の報告があり、了承された。

報告第6号 会費高額滞納者について

 白井理事から、本日までの30,000円滞納者15名の報告があり、各理事が分担して再度の督促を行うことになった。

報告第7号 今後の総・大会・公開講座の開催について

 渋谷理事から、今後の総・大会開催予定地として2010年度は国士舘大学(春期)・兵庫県(秋期)、2011年度の春・秋とも未定、2012年度は立正大学(春期)・秋期未定、2013年度は駒澤大学(春期)・秋期未定。2009年度の公開講座は、島根県出雲市の西谷墳墓群で開催する予定との報告があり、2011年度の総・大会開催地については、急ぎ検討することが了承された。

報告第8号 研究環境検討委員会報告

 土生田理事から、本日(3月28日)の午前中に委員会を開催して総会時のシンポジウム並びにアンケート調査について協議した。また関西方面にも、埋蔵文化財の資格制度問題を周知してもらう目的で、同様のシンポジウムを関西大学を会場に7月4日(土)に開催する予定であるとの報告があり、了承された。

報告第9号 国際交流委員会報告

 菊池理事から、3月14日(土)に2008年度第3回委員会を開催し、来年度の4学会合同講演会の開催について、来年度の新規事業として「アジア教科書分析」を行うこと、2期目の委員構成について等を協議した。また、日本学術会議の進捗状況について『会報』誌上に随時報告してもらいたいとの要望があるとの報告があり、日本学術会議については、同会議の連携会員である菅谷理事から、現況説明があった。

報告第10号 社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 黒尾理事から、3月7日(土)に委員会を開催し総会時の口頭発表・ポスターセッションについて協議したことが報告され、了承された。

報告第11号 埋文委報告

 岡山理事から、2月・3月幹事会議事録の提示があり、①埋蔵文化財の資格制度問題について、四国連絡会で意見交換会を、関西連絡会では公開討論会を行った。②広島県福山市鞆の浦の保存問題については、今後、地元学会とも連携しながら学術的な取り組みを展開していく。③九州連絡会の立ち上げに向けて準備を進めている。④民間発掘会社の山武考古学研究所の倒産による問題点について協議したことが報告され、了承された。

報告第12号 協会図書寄贈について

 白井理事から、協会図書の寄贈にあたっての梱包及び運搬費は受贈者負担とすることが報告され、了承された。

以上