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日本考古学協会寄贈図書の受入再開について

日本考古学協会会員 各位

一般社団法人日本考古学協会
会長 髙倉洋彰

日本考古学協会寄贈図書の受入再開について

 日本考古学協会への寄贈図書受入は、日本考古学協会所蔵図書の寄贈先が2010年5月の総会で英国セインズベリー日本藝術研究所に承認された段階で受入停止となった経緯がありました。しかしながら、2010年10月の臨時総会で寄贈先が否決されたために協会所蔵図書の行き先は不透明となり、2011年3月には、「寄贈図書受入停止」の文書を会長名で各機関に送付するに至りました。理事会は臨時総会での議長提案を受け、2011年度総会で「協会図書に係る特別委員会」を設置し、寄贈図書問題は特別委員会に委ねられました。そして、特別委員会の答申に基づいた、「一般社団法人日本考古学協会所蔵図書の寄贈先募集要綱」が2013年の総会で承認され、2014年5月の総会において学校法人奈良大学に寄贈することが決定されました。

 その後、寄贈図書に関する実務は「協会所蔵図書に係る検討小委員会」に委ねられ、奈良大学と小委員会の双方で会員の利用条件や契約条項に係る協議を重ね、日本考古学協会図書の寄贈は贈与契約書および覚書(15頁・16頁)をもって2014年10月20日に締結されました。奈良大学では登録図書を「日本考古学協会寄贈図書」と表記した上で一括配架し、インターネット検索、文献複写サービス、遠隔地からの利用も整備されたものとなっています。また、将来構想としてデジタルアーカイブ(電子化)を視野に入れたものでもあります。

 日本考古学協会では、今後とも寄贈図書を会員及び考古学研究者が幅広く活用できるとともに、考古学関係書籍の充実を図ることで会員の研究環境の向上につながるものと考え、受入を再開することにいたしました。詳細につきましては、来年5月開催の第81回総会であらためて報告いたします。

 なお協会寄贈図書受入再開にあたりましては、会員の皆様および考古学調査・研究機関のご支援をお願い申し上げます。

2014年10月31日