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日本学術会議第一部
公開シンポジウム
人文・社会科学と大学のゆくえ

 文部科学大臣は去る6月8日、各国立大学法人に対して、「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」の通知を行ないました。そこでは、国立大学法人の組織の見直しにさいして「特に教員養成系学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」とされています。このことがわが国における人文・社会科学のゆくえ、さらには国公私立を問わず大学のあり方全般にどのような影響を及ぼすか、また今後、人文・社会科学はいかにあるべきか、どのような役割をはたすべきかについて、緊急に討論を行ないます。
 日本学術会議の会員・連携会員、大学関係者のみならず、この問題に関心をお持ちのメディアや市民の皆さまのご参加をお待ちしています。

次第

14:00趣旨説明小森田 秋夫(日本学術会議第一部会員・第一部部長、神奈川大学法学部教授)
14:10問題提起酒井 啓子(日本学術会議連携会員、千葉大学法政経学部教授、地域研究)
久保 亨(日本学術会議第一部会員、信州大学人文学部教授、史学)
三成 美保(日本学術会議第一部会員、奈良女子大学研究生活環境科学系教授、法学)
本田 由紀(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院教育学研究科教授、社会学)
須藤 靖(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院理学系研究科教授、物理学)
15:00全体討論司会 杉田 敦(日本学術会議第一部会員・第一部副部長、法政大学法学部教授)
16:50討論のまとめ井野瀬 久美恵 (日本学術会議第一部会員・副会長、甲南大学文学部教授)
17:00閉会