2013年度は、総会時の5月25日に駒澤大学で第1回委員会を開催し、翌26日には「東日本大震災と埋蔵文化財−レスキュー・復興調査−」と題するセッションを開催しました。
8月10日には協会事務所において第2回委員会を開催し、被災3県の復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査の進行状況と問題点の報告や、第1回からの懸案となっていた協会主催の「復興調査の現状を語る報告会」の開催場所やその内容について協議が行われました。報告会は「発掘調査で分かった沿岸部の歴史」と題して、2014年1月25日(土)に盛岡市で翌26日(日)に仙台市で開催することとし、次回委員会までに会場を確保し、報告内容を詰めていくことが確認されました。
ついで長野大会時の10月19日に長野市で第3回委員会を開催し、報告会の開催会場と構成が固まりました。委員会活動の詳細は次回の会報で報告する予定ですが、1月に下記のとおり報告会を開催することとなりましたので、お知らせ致します。
東日本大震災からの復興に向け、東北太平洋沿岸ではこれまでにないほどの大規模な土木工事が進められ、それに伴って埋蔵文化財の発掘調査も大規模かつ集中的に実施されています。
被災3県では全国から60名を超える文化財担当職員の派遣支援を受けながら、発掘調査が各所で進められ、歴史像の見直しを迫る成果が得られています。その成果を多くの方に還元するとともに、復興に向けた大きな力とすることを目的とし、今年度は下記の日程・会場で岩手・宮城両県の報告会を開催することといたしました。
@盛岡会場 | |
(1)復興計画と発掘調査の進捗状況 | 岩手県教育委員会職員 |
(2)復興調査の報告(1) | 岩手県埋蔵文化財センター職員 |
(3)復興調査の報告(2) | 市町教育委員会職員 |
(4)復興調査の報告(3) | 派遣職員 |
(5)復興調査の評価 | 日本考古学協会員 |
A仙台会場 | |
(1)復興調査の報告(1) | 県教委・市町村教委職員 |
(2)復興調査の報告(2) | 県教委・市町村教委職員 |
(3)発掘調査報告 | 派遣職員 |
(4)調査成果の評価 | 日本考古学協会員 |