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●九州会場
日本考古学協会創立60周年・九州国立博物館開館3周年・大宰府発掘調査40周年記念
国際シンポジウム「百済、倭そして大宰府」

  • 期日:2008(平成20)年12月6日(土)・7日(日)共に12時30分開場、午後1時開会
  • 会場:九州国立博物館 1階 ミュージアムホール(福岡県太宰府市石坂4-7-2)
  • 主催:九州国立博物館、日本考古学協会、九州歴史資料館
  • 後援:駐福岡大韓民国総領事館、(財)九州国立博物館振興財団、太宰府市教育委員会
  • 参加条件:一般市民対象300名、参加費無料、要申込み
  • 申込み方法:①郵便番号 ②住所 ③氏名(ふりがな) ④年齢 ⑤参加希望日(6日・7日・両日)⑥電話番号等を明記の上ハガキ・FAX(092-731-6109)・Eメールのいずれかでお申し込み下さい。先着順で各日300名に入場整理券を郵送します。定員になり次第締め切ります。お申し込み頂いた方の情報は厳重に管理し、本シンポジウムに関する連絡以外の用途には使用致しません。
  • 申込み先・問合せ先:〒810-0001 福岡市中央区天神2-8-34 住友生命福岡ビル(株)西広内「国際シンポジウム事務局」電話 092-711-3114(平日 10:00〜12:00, 13:00〜18:00)

1日目 12月6日(土)午後1時〜
「大宰府史跡の発掘調査−成果と課題−」

古代に九州を統轄し、外交と防衛の前線を担った大宰府の遺跡は、現在900ヘクタールの広大な史跡として保存されています。これら史跡の保存と有効な活用を図るには、遺跡の性格を明らかにする必要があるため、1968年から大宰府跡の本格的な発掘調査が開始されました。その結果、文献史料では窺い知れなかったさまざまな歴史的事実が明らかにされてきました。今年はその40周年にあたります。これまでに何がわかり、そしてこれからどのようにその歴史遺産を活かしていくのか、大いに語ってもらいます。

13:00〜開会
13:15〜14:15特別講演「大宰府発掘調査40年の歴史」小田富士雄(福岡大学名誉教授)
14:30〜16:00講演Ⅰ「大宰府政庁と周辺官衙の展開」杉原敏之(九州歴史資料館)
講演Ⅱ「古代の国境都市 大宰府と宝満山」 山村信榮 ヤマムラノブヒデ (太宰府市教育委員会)
16:10〜17:30討議進行:赤司善彦(九州国立博物館)

2日目 12月7日(日)午後1時〜
「百済と倭の工芸技術」※同時通訳あり

5世紀後半から7世紀中葉にかけての東アジアは、高句麗の南下に端を発して百済は遷都するなど大きく動乱した時期にあたります。百済の強い影響を受けていた日本も古墳時代から律令社会に移り変わる歴史の転換点を迎えました。このシンポジウムでは、この動乱期の工芸技術の系譜と波及関係に光をあてて、飛鳥池遺跡(奈良)・水村里古墳群(公州)・王興寺遺跡(扶餘)という近年大きく話題となった3遺跡を中心に、これらで明らかとなった工芸技術を紹介しつつ、東アジアの国家が誕生していく時期の社会的な諸相の解明を目指します。

13:00〜開会
13:00〜15:50講演Ⅲ「飛鳥・藤原宮を支えた倭の工芸技術とその系譜」松村恵司(奈良文化財研究所)
講演Ⅳ「百済熊津期の工芸技術と日本古墳文化との関係」 尹邰映 ユンテヨン (韓国国立中央博物館考古部学芸研究官)
講演Ⅴ「百済泗沘(扶餘)期の工芸技術と日本初期仏教との関係」 尹龍熙 ユンヨンヒ (韓国国立扶餘博物館学芸研究士)
16:00〜17:30パネルディスカッション コーディネーター:西谷 正(九州歴史資料館長)
パネリスト:松村恵司, 尹邰映, 尹龍熙, 杉原敏之(九州歴史資料館), 河野一隆(九州国立博物館)

趣旨

 現在900ヘクタールの広大な史跡として保存されている大宰府の遺跡は、1968年から本格的な発掘調査が開始されました。40年におよぶ発掘の結果、文献史料では窺い知れなかったさまざまな歴史的事実が明らかにされてきました。 本シンポジウムでは、これまでに何がわかり、そしてこれからどのように、この歴史遺産を活かしていくのかについて、改めて考える機会にしたいと考えます。
 また、日本は古来より大宰府を窓口として、中国や朝鮮半島の政治・文化の影響を強く受けて発展してきました。5世紀後半から7世紀中葉にかけては、東アジアの政治的動乱の中で、中国そして百済を中心とする朝鮮半島の国々からさまざまな新しい技術や文化がもたらされました。 中でも今回は、「工芸技術の系譜と波及関係」に光をあてて、日韓から飛鳥池遺跡(奈良)・水村里古墳群(公州)・王興寺遺跡(扶餘)という近年大きく話題となった3遺跡の研究に携わる先生方をお招きし、これらの遺跡で明らかとなった工芸技術を紹介しつつ、東アジアの国家が誕生していく時期の社会的な諸相の解明を目指します。