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(会報172、2011.3.1 掲載)

セインズベリー日本藝術研究所の訪問について(報告)

 臨時総会の結果を受けて、セインズベリー日本藝術研究所と交わした当協会図書寄贈に関する覚書が無効になったため、菊池会長とともに同研究所を訪問し、陳謝して今後の対応について協議してまいりました。11月15日(月)から11月19日(金)の日程で渡英し、関係各位の寛大なる歓迎を受けて善後策の話し合いも滞りなく進み、20日(土)の夕刻帰国しましたので協議内容について報告いたします。

  1. 覚書の取り消しについては、臨時総会でセインズベリー日本藝術研究所への図書寄贈が否決された2010年10月16日付けで覚書を破棄する手続きをとることで合意した。手続きは協会事務局と平野司書が窓口となって進める。
  2. 既にセインズベリー日本藝術研究所が支払った諸費用の返金について、先方は受け取りを固辞していたが、今後のセインズベリー日本藝術研究所における日本考古学研究、および日本考古学協会との協力関係のために、当協会がセインズベリー日本藝術研究所へ寄付する形で受け取ってもらうことにした。
  3. 諸費用の支払い方法については、既に2011年3月までの保管費用をナガオ倉庫に支払い済みとのことなので、まずセインズベリー日本藝術研究所とナガオ倉庫の契約を解除してもらい、本協会が相当額をセインズベリー日本藝術研究所に支払うこととした。解約日をもって、保管料は本協会へ発生する。
  4. セインズベリー日本藝術研究所が計画していた協会図書のカタログ作成を中心とする5年間のプロジェクトについては中止されたとの報告を受けた。また、協会図書の収蔵のために確保していた建物(研究所周辺に立地)の賃貸契約も解消したとのことであった。
  5. セインズベリー日本藝術研究所は今後当協会が図書寄贈の再公募をしても応募する意志はないが、考古学と美術史にかかわる日本の図書収集を行っていきたいという希望が示されたので、別の方法で日本考古学関連の図書収集に協力する案について話し合った。
  6. 今後の協力関係については、本協会の国際交流委員会などを通じて対応することを提案した。また、当協会の会員であるケイナー副所長が本総会で研究発表を行うこと、セインズベリー日本藝術研究所の成果を日本考古学賞の対象としてエントリーすること、セインズベリー日本藝術研究所の日本語の公式HPを開設して日本での周知を高めることなど、様々な形での交流について話し合い、協力していくことを確認した。
(臼井)