鎌倉市円覚寺西側結界遺構の保存に関する再要望について(回答)
鎌道路第177号
平成28年6月10日
一般社団法人日本考古学協会
埋蔵文化財保護対策委員会
委員長 矢島 國雄 様
鎌倉市長 松尾 崇
鎌倉市円覚寺西側結界遺構の保存に関する再要望について(回答)
鎌倉市円覚寺西側結界遺構の保存に関する再要望「円覚寺西側結界遺構開削計画を白紙に戻し、適切な保存と活用を図るための包括的な検討を行うこと。」について回答します。
北鎌倉隧道は、隧道の剥離等により「「利用者に対して影響を及ぼす可能性が高い」と判定できる。このため「緊急に対策を講じる必要がある状態」である」との診断結果を踏まえ、交通の危険を防止するため、鎌倉市が道路法第46条の規定に基づき平成27年4月28日から通行を禁止といたしました。
北鎌倉隧道の安全対策につきましては、一般社団法人トンネル技術協会に委託し、得られた提案を市として総合的に判断し、開削工法で実施することを決定したものです。
本市としましては、通学、通園及び一般の方が通行する道路であり、一日も早く安全対策工事を行い、安全を確保した上で通行が再開できるよう取り組を進めてまいります。
御理解をいただきますようお願い申し上げます。
【事務担当】
都市整備部 道路課
鎌教委文第453号
平成28年6月10日
一般社団法人日本考古学協会
埋蔵文化財保護対策委員会
委員長 矢島 國雄 様
鎌倉市教育委員会
教育長 安良岡 靖史
鎌倉市円覚寺西側結界遺構の保存に関する再要望について(回答)
鎌倉市円覚寺西側結界遺構の保存に関する再要望「円覚寺西側結界遺構開削計画を白紙に戻し、適切な保存と活用を図るための包括的な検討を行うこと。」について回答します。
北鎌倉隧道は、隧道の剥離等により「「利用者に対して影響を及ぼす可能性が高い」と判定できる。このため「緊急に対策を講じる必要がある状態」である」との診断結果を踏まえ、交通の危険を防止するため、道路法第46条の規定に基づき平成27年4月28日から通行を禁止といたしました。
北鎌倉隧道の安全対策につきましては、一般社団法人トンネル技術協会に委託し、得られた提案を市として総合的に判断し、開削工法で実施することを決定したものと聞いております。
鎌倉市では、通学、通園及び一般の方が通行する道路であり、一日も早く安全対策工事を行い、安全を確保した上で通行が再開できるよう取り組みを進めてまいるとのことです。
当委員会としましても、道路の通行機能の回復により、北鎌倉隧道の利用者が安全に通行できるようになることを望んでおります。
また、当該尾根につきましては、工事予定箇所において、等高線測量を実施し、尾根線の残存状況を確認したうえで、工法等については工事担当課と連携をとってまいります。
なお、貴協会の再要望書の内容は、「丘陵は横須賀線では切られていない」とする伊藤正義氏の見解を全面的に支持したものでありますが、これは別添資料に基づく当委員会の考え方とは異なることを申し添えます。
【事務担当】
文化財部 文化財課