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東日本大震災被災会員及び被災文化財救済活動への支援にご協力を
日本考古学協会では、去る3月26日の理事会で東日本大震災対策特別委員会準備会を立ち上げ、各種情報の収集・整理を進めています。5月28日に開催される第77回総会で同特別委員会を設置する予定で、本協会を挙げて被災会員を支援するとともに、関係行政機関・学協会と連携しながら、被災文化財の救済活動や復興事業にかかる文化財の取り扱いに関する支援や提言等を行っていきたいと思います。
また、文化庁や民間団体による被災文化財(古文書・仏像・建造物などの歴史資料―考古資料を含む―)などの救済活動が始まりましたが、その修復・保全や復興事業にかかる支援活動は膨大かつ長期化することが予測されます。
こうした日本考古学協会及び文化庁や民間団体活動のいずれも、組織を挙げての取組が必要ですが、それだけでなく会員及び一般の方々のご理解とご支援がなければ到底実現できません。そこで日本考古学協会では、4月23日開催の理事会において、会員の皆様から寄付金を広くいただくための受付口座を開設することといたしました。5月28日開催の総会当日にも募金を受け付けたいと考えておりますので、どうかよろしくご協力下さい。
また、下記のように、各支援組織の寄附金・義援金の窓口が設けられておりますので、併せてご協力いただきますようお願い申し上げます。
なお、必ず各組織の情報(下記サイト)をご確認ください。また、募金に関する問合せはそれぞれの事務局にお願いします。
(1)日本考古学協会「東日本大震災対策特別委員会」
- 情報:日本考古学協会公式サイト
- 概要:日本考古学協会第77回総会で設置予定の同特別委員会において、被災会員の支援及び被災文化財等の救済や取り扱いに関する諸活動を行います。寄附金は、その活動や支援に要する経費といたします。
(振込手数料は、振込者においてご負担願います。また、この募金は寄附金控除の対象外となります。)
なお、被災会員に対する支援制度は、「会費規則」第4条及び「会費免除期間の基準」に定められています(『日本考古学協会会員名簿2010年度版』E・IF頁,及び公式サイトの日本考古学協会規則等一覧)。
- 事務局:日本考古学協会東日本大震災対策特別委員会
寄附金受付窓口:
(1)銀行振込の場合
- 銀行口座 みずほ銀行平井支店 普通 2420901
- 口座名義 日本考古学協会東日本大震災対策特別委員会
- ※銀行口座への振込みの場合、振込者の確認が難しいため、お礼状の発行等の必要上、日本考古学協会事務局(http://archaeology.jp/index.htm「連絡先」欄、もしくは
FAX 03−3618‐6625)に事前にご連絡ください。
(2)郵便振替の場合
- 振替番号 00180−6−743931
- 加入者名 日本考古学協会東日本大震災対策特別委員会
(2)文化庁「文化財レスキュー事業」
- 情報:
- 概要:東日本大震災で被災した文化財等を緊急に保全するとともに、今後予想される損壊建物の撤去等に伴う文化財の廃棄・散逸を防止する。対象は、国・地方の指定等の有無を問わず、絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料、有形民俗文化財等の動産文化財及び美術品を中心とする。4月15日に「被災文化財等救援委員会」(事務局:東京文化財研究所)が発足し、18日に仙台市博物館内に文化財レスキュー事業「現地本部」が開設された。
- 事務局:募金については、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団、文化財レスキュー事業については、文化庁文化財部美術学芸課にお問合せ下さい(情報A参照)。
(3)NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク
- 情報:
- 概要:2003年7月26日に発生した宮城県北部地震によって被害を受けた文化財の救済活動を契機として設立された組織で、略称宮城資料ネット。宮城県内の歴史研究者や大学院生、あるいは文化財行政に関わる自治体職員などを中心に立ち上げられた組織。ネットニュースに活動状況を詳細に報告している。
- 事務局:東北大学東北アジア研究センター平川新研究室内「NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク」