第3回「協会IT事情2020」 近藤 英夫

 旧理事会(2018・19)の執行部に席をおいた者として、コロナ禍中の理事会引き継ぎは、とにかく慌しかったの一言です。

 全国緊急事態宣言(3/26) → 3・5月理事会中止→ 理事選挙(新理事決定)→ 総会中止 → 大会中止 → 全国緊急事態宣言解除(5/26)→書面決議の履行  → 新理事会発足7/11

 年度の切り替え時期に当たったため、次から次へとやらねばならぬことが押し寄せてきました。一つ一つが重い決断を要する事項であり、前例がない中でのハンドリングで苦労しました。

最も困ったことは、緊急事態宣言下で、都道府県を越えて人の移動が制約されたことです。このことは、協会のような全国組織にとっては、一大事でありました。理事や、選挙管理委員が、一同に会することができない状況が生じ、難儀しました。

さて、協会のIT事情であります。私たちはこの状況に、メールのみで対応しました。

理事が集まれないからと言って、理事会を開催しないわけにいきません。この時点では、メール審議で意思決定をせざるを得ませんでした。メール審議は、イエスかノーかの選択はできても、議論が不足しがちです(協会でズーム等遠隔会議システムを導入したのは、本年7月以降)。口角泡を飛ばすことがない「会議」は、味気ないものでした。     

メールとズームの話が出たついでに、他のSNSについても触れておきたいと思います。

メール以外には、協会にはホームページがあります。協会や理事会が何をしているかを把握するには便利なツールです。皆さん、まずホームページを見てというのが常で、電子掲示板の性格を持ちます。しかしながら、議論を交わすツールではない、そのことを実感しました。

ツイッターとフェイスブックは即応性・機動性があるツールで、世間では、様々な組織で使われています。ただ、協会では、まだ導入していません。若い世代はたやすくこなしますが、高齢者にはややハードルが高いせいであると思います。要は、操作に慣れているかどうかであると思いますが、今回、導入は間に合いませんでした。

ともかくも、メール一本で、無事に引き継ぎを終えることができましたが、ITに関して、課題は山積であると実感しています。

もう一つ、寂しい思いも残っています。それは、理事任期の2年間を共に過ごした仲間と、顔を合わせることなくお別れせざるを得なかったことです。
2018年 第84回総会(明治大学)