災害と考古学

 日本考古学協会は、これまで阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)が発生した際には、特別委員会を設置することにより諸課題に対応してきました。しかし近年は豪雨や巨大台風などによる大規模自然災害が毎年のように発生しています。また、東南海地震に備えることの重要性も各所で指摘されています。

災害対応委員会は、そうした現状をふまえ、「地震・水害・地滑り・火災等の大規模災害発災に伴い、会員及び埋蔵文化財を始めとする文化財の被災に備えて、防災・減災の観点から対策・対応を行うこと」(委員会規程第2条)を目的として、2017年に設置されました。

本委員会は、埋蔵文化財保護対策委員会と連携を図りつつ、直面している災害被害の状況や文化財復興の現状を発信するとともに、将来起こる災害に対処するための方策を考えていきます。また、文化庁や文化財防災センター、文化遺産防災ネットワーク推進会議とも密に連絡を取りながら、考古資料をはじめとする文化財の防災に積極的に関わっていきます。

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(災害対応委員会)