2020年1月18日【シンポジウム】古代学研究会2019 年度拡大例会・シンポジウム「地域社会の展開と手工業生産―埴輪生産遺跡と集落・古墳の対比から―」

日時:2020/1/18
会場:大阪歴史博物館講堂
主催者:古代学研究会
参加条件:申込不要、250名先着順
趣旨:
 古代学研究会では、2012 年度から主に集落遺跡に焦点を当て拡大例会・シンポジウムを実施し、弥生・古墳時代から古代にかけての集落構造の変遷とその画期、社会像を明らかにしてきました。今年度の拡大例会・シンポジウムでは、埴輪生産遺跡をとりあげ、集落動態および古墳築造動向との関係性の観点から検討を加えます。

 埴輪生産遺跡は、地域社会の展開のいかなる脈絡において出現し、その背景にどのような社会経済的関係性が存在したのでしょうか。近畿地方における各時期の様相を整理し、他地域および須恵器生産関連遺跡、文献史学による労働力編成研究との対比など、多面的・立体的なアプローチにより埴輪生産の実態および当該期の手工業生産体制の特質を浮き彫りにします。

 

プログラム
10:00 ~ 10:05 開会挨拶
10:05 ~ 10:20 趣旨説明「地域社会の展開と手工業生産」
                    東影 悠(奈良県立橿原考古学研究所)
10:20 ~ 10:55 「古墳時代前期の埴輪生産関連遺跡と集落・古墳」
                    金澤雄太(御所市教育委員会)
10:55 ~ 11:30 「埴輪生産遺跡と集落からみる中期埴輪生産の実相」
                    原田昌浩(大阪府教育庁)
11:30 ~ 12:05 「生産遺跡からみた後期の埴輪生産の実態―古墳・集落との比較を通じて―」
                    花熊祐基(古代学研究会)
12:05 ~ 13:05 昼食
13:05 ~ 13:40 「須恵器生産と地域社会の展開」  中久保辰夫(京都橘大学)
13:40 ~ 14:15 「埴輪生産遺跡、集落と地域社会―尾張とその周辺地域―」
                    早野浩二(愛知県埋蔵文化財センター)
14:15 ~ 14:50 「文字資料からみた埴輪生産・造墓の労働力と土師氏」
                    溝口優樹(大阪大学)
14:50 ~ 15:00 休憩
15:00 ~ 16:30 討論
16:30 ~ 16:35 閉会挨拶

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