高輪築堤が消滅の危機に瀕していることについて、2022年1月28日、国際記念物遺跡会議(イコモス)から「遺産危機警告(ヘリテージ・アラート)」が出されました。これは、高輪築堤を世界的に貴重な文化遺産としての価値を有することを認めた上で、その遺産が破壊されている現状に憂慮と疑義を示したものです。
これまで私たちは、関係学会、団体と連携して高輪築堤の重要性を訴え、保存を求めてまいりましたが、開発は続行され築堤のほとんどは調査後解体されました。日本考古学協会は、このたびのイコモスの警告をきびしく受け止めると共に、全面的に支持します。同時に今後の開発区域に残された高輪築堤の全面保存に向けて開発計画を見直し、保存・活用されることを望みます。
日本考古学協会は、イコモス警告を支持する声明を下記のとおり発出いたします。
URL:https://youtu.be/S3D-ybwdFaI