日 時:2022/09/17・18
会 場:なら歴史芸術文化村
主 催 者 :天理市観光協会
参加条件:申込み Webにて申込(研究者専用申し込みフォーム)
※定員になり次第、終了
その他 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、急遽「中止」する場合があります。
(↓参加申し込みフォーム↓)
http://forms.gle/zZz5e35goRDoH5jJ7
参加費:1000円(別途 資料代1000円)
趣 旨:
石上神宮から天理市の市街中心部にかけて広がる布留遺跡は、旧石器時代から現代にわたる人々の歴史が刻まれています。
特に古墳時代は物部氏の活動拠点として著名ですが、令和2年に歴史的景観の復元と題して共同研究を行い、概要や基本的内容をまとめました。その後、さらに多くの研究者が集い、出土資料の検討や分析を行いました。その結果、古墳時代の様相のほか、縄文時代や奈良時代における布留遺跡の重要性など、数多くの新知見が得られました。
今般、天理市観光協会の全面的なご支援をいただくことができましたので、成果の一端についてご報告いたします。
プログラム
《1日目/9月17日(土)》
9:30 ~ 受付
10:00~ 開会挨拶 天理市観光協会
10:10~ 全体説明 池田保信(埋蔵文化財天理教調査団)
10:40~ 報告1「布留川扇状地縄文遺跡群の動態」
岡田憲一(奈良県立橿原考古学研究所)
11:15~ 報告2「布留遺跡から出土した縄文土器胎土の時期的変遷」
河本純一(公益財団法人大阪府文化財センター)
11:50~ 報告3「布留遺跡に集まった人びと―外来系土器から見た地域間交流―」
山本 亮(東京国立博物館)
12:25~ 昼食休憩
13:25~ 報告4「石上神宮禁足地出土刀剣と布留遺跡の鍛冶―金属学的調査成果などから迫る―」
真鍋成史(交野市教育委員会)
14:00~ 報告5「杣之内古墳群の復元」
小田木治太郎(天理大学)
14:35~ 報告6「古墳からみた布留遺跡の集団間関係―須川1号墳出土埴輪の紹介―」
和田一之輔(奈良文化財研究所)
15:00~ 休憩
15:20~ 報告7「布留遺跡出土の玉類と玉生産」
大賀克彦(奈良女子大学)
15:45~ 報告8「鹿角と木―刀剣装具の材質転換とその意義―」
岩井顕彦(たつの市教育委員会歴史文化財課)
16:10~ 報告9「塚穴山古墳出土工具の検討―魚々子鏨の可能性について―」
橋本英将(天理大学)
16:35~ 報告10「布留遺跡における「板石硯」の認識とその意義」
久住猛雄(福岡市埋蔵文化財センター)
連絡事項
《2日目/9月18日(日)》
9:15 ~ 受付
9:45 ~ 報告11「布留遺跡出土の須恵器について」
中久保辰夫(京都橘大学文学部)
10:20~ 報告12「布留遺跡における製塩土器と塩利用」
岩﨑郁実(奈良県立橿原考古学研究所)
10:55~ 報告13「布留遺跡の鉄器生産の様相―鍛冶関連遺物の分析を中心として―」
繰納民之(京都大学大学院博士課程)
11:30~ 報告14「布留遺跡の移動式カマド」
中野 咲(奈良県立橿原考古学研究所)
12:05~ 昼食休憩
13:05~ 報告15「ウマ遺存体からみた布留遺跡における馬利用」
丸山真史(東海大学)
13:40~ 報告16「布留遺跡出土木質遺物にもとづく木材利用」
鶴来航介(福岡市埋蔵文化財センター)
14:05~ 報告17「布留遺跡における樹皮利用と木器製作について」
浦 蓉子(奈良文化財研究所)
14:30~ 報告18「古代布留遺跡と古代宮都の出土土器―関連性の追及と理解―」
三好美穂(元奈良市教育委員会文化財課)
15:05~ 報告19「布留遺跡周辺中世開始期の墓制-杣之内古墳群(須川)地区火葬墓出土の石造塔婆とその地域性-」
佐藤亜聖(滋賀県立大学)
上井佐妃(橿原市文化財保存活用課)
15:30~ 休憩
15:50~ まとめ 司会:桑原久男(天理大学)
16:50~ 閉会挨拶