京都府八幡市橋本陣屋跡の保存に関する要望書に対する回答について
八こ文第257号
令和7年7月2日
一般社団法人日本考古学協会
埋蔵文化財保護対策委員会
委員長 吉田 広 様
八幡市教育委員会
教育長 川中 尚
京都府八幡市橋本陣屋跡の保存に関する要望書に対する回答について
令和7年6月6日付け埋文委第1号で要望のありました件につきまして、下記の通り回答いたします。
記
1.橋本陣屋跡で検出された遺構群について、現地保存を行うこと。
(回答)
橋本陣屋跡では、第2次および第2-2次調査において厩等の遺構を検出しており、これらの遺構は八幡市所有地内において現地で保存されています。第3次および第3-2次調査を実施した土地については、八幡市の所有地でないため、土地所有者(事業主)と協議を重ねながら、適切な形で保存できるよう検討し てまいります。
2.橋本陣屋跡の歴史的重要性の詳細を明らかにするため、さらに調査検討を進めること。
(回答)
橋本陣屋跡の詳細をさらに明らかにするための調査については、八幡市教育委員会としても必要であると考えているため、更なる調査検討を進めて参ります。
3.調査成果に基づき、橋本陣屋跡の史跡指定を行い、保存活用を図ること。
(回答)
今後、詳細を明らかにするための調査を実施した後、文化庁や京都府教育委員会とも協議して総合的に判断してまいります。