2025年10月18日~11月30日【展観】第134回展観「倭国の遺宝 古墳時代の舶来文化」
古墳に副葬された品は時期ごとに大きな特色があり、前期の銅鏡や腕輪形石製品、中期の鉄製武器・武具と帯金具、後期の装飾付大刀・鈴付馬具・各種の装身具などが代表的なものです。この変化は、中国大陸の動乱や朝鮮半島の三国分立といった国際情勢、そして倭王権がどの地域との交渉を重視していたかによると考えられます。
このうち、中国大陸や朝鮮半島に由来する副葬品は、海外から直接もたらされたもの、渡来した工人によって日本列島で製作されたもの、さらにはそれらをまねて国内の工人が作ったものがあり、その分析によって当時の倭(日本)が舶来の文化をどのように受け入れていたかを知ることができます。
本展観では、「銅鏡からみた中国大陸との関係」、「帯金具の展開と東アジア全体を巻き込んだ変化」、「多様化する器物と朝鮮半島重視への転換」の3つに着目し、古墳時代における異文化交流の具体像をひも解いていきます。
・会 期:2025年10月18日(土)〜11月30日(日)
・時 間:午前10時~午後4時(入館は午後3時30分まで)
・入館料:一般600円 大学生以下無料
・休館日:毎週月曜日
ただし11月3日(月)11月24日(月)は開館 11月4日(火)11月25日(火)は休館
・会 場:黒川古文化研究所(兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50)
・主 催:公益財団法人 黒川古文化研究所


詳しくはこちらをご覧ください→ プレスリリース資料