公開シンポジウム「人類はどこから来て、どこへ向かうのか」開催のお知らせ

【開催趣旨】

 戦後80年を経て、私たちは科学的な学問の研鑚により、平和で穏やかな世界とその融和を目指してきました。しかし、今日の社会は、跡を絶たぬ戦争の報道と共に世界の分断化が進み、偏見や不寛容が渦巻く世界に埋没しつつあるように見えます。この事は私たち人類が望んできた未来なのでしょうか。
 人類の歴史は、長い進化の過程を経て、東アフリカを出発した一握りの集団が世界各地に拡散し、その土地の気候・風土に適応し、身体的な特徴を変えながらも、それぞれ独自の生活習慣や文化を育んできた道筋を物語っています。今という時代を生きる私たちは、まさに、一つの家族ともいえるのです。
 日本考古学協会・日本旧石器学会・日本人類学会は、一つの節目となるこの年に、人類の起源とその歴史から人間本来の目指してきた歩みとその未来を考えます。

 

  日 時:2025年9月7日(日) 10:00~16:00

  会 場:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン3階 アカデミーホール

  定 員:会場           500名

           オンライン参加 300名

  主 催:一般社団法人日本考古学協会

  共 催:日本人類学会・日本旧石器学会・明治大学文学部・明治大学黒耀石研究センター

  後 援:株式会社 雄山閣

 

  対 象:一般・学生・研究者

  参加費:会場         1,200円(資料代、当日配布)

      オンライン参加 1,700円(資料代・送料等、事前配布)

  申込み:日本考古学協会公式サイト(https://archaeology.jp/)から申込み

      (8月上旬申込み受付開始予定、8月31日(日)申込み締切)

 

プログラム:

   コーディネーター 石川日出志(日本考古学協会会長)

   司 会    大竹幸恵(日本考古学協会・黒耀石体験ミュージアム)

        河野礼子(日本人類学会・慶應義塾大学)

  基調講演  石川日出志(日本考古学協会・明治大学)「戦後80年に考える学術と人類史」

        佐藤宏之(日本旧石器学会・東京大学)「旧石器文化研究から見た日本列島人類史の始まり」

        奈良貴史(日本人類学会 新潟医療福祉大学)「人類学と考古学の接点ー人間性の起源を探る」

        太田博樹(日本人類学会 東京大学)「ゲノムが語る人類の拡散」

        堤  隆(日本旧石器学会・明治大学黒耀石研究センター)「遺跡が語る人類文化の軌跡ーサピエンス 氷期の生存戦略」

   討 論   「人類はどこへ向かうのか・・・」 

 

会場へのアクセス:明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台1-1)

    ・JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」下車、徒歩約3分

    ・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車、徒歩約5分

    ・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」下車、徒歩約5分

    ・都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」下車、徒歩約5分

 

公開シンポジウムチラシ_表公開シンポジウムチラシ_裏