2017年3月に提出したパブリックコメント

提出意見1:42頁の【第6学年】2内容(2)イ(ア)および45頁の3内容の取扱い(2)キについて
2016年9月9日に公表されました審議のまとめにおいて、 新たに「起源」という視点が示されたということは、極めて重要かつ評価できると考えます。
 しかし、【第6学年】2内容(2)ア(ア)では現行学習指導要領と同じ「狩猟・採集」という表現であり、日本列島における人類の出現・旧石器時代が明示されていません。現生人類は10~7万年前にアフリカ大陸を出て何世代もかけて世界各地へと拡散し、遅くとも4~3万年前には日本列島に人類が出現することは定説です。日本列島における人類の出現を学ぶことが、グローバル社会を生きる子供たちの国際理解を深めることは間違いないと確信します。
 また、2内容(2)イ(ア)には「我が国の歴史上の主な事象を捉え、我が国の歴史の展開を考える」、3内容の取扱い(2)キには「我が国は長い歴史をもち伝統や文化を育んできた」とあります。我が国の歴史を学ぶためには、その始まりである日本列島における人類の出現・旧石器時代を学ぶことは不可欠ではないでしょうか。人類の発生から始まる歴史を明確に位置づけ、人類の歩みをグローバルに考える視点を育むことを小学校学習指導要領および同解説に盛り込むことを要望します。

提出意見2:小学校学習指導要領案:45頁の【第6学年】3内容の取扱い(2)カについて
 「年表や絵画」の前に「遺跡や文化財」という文言を加えることを要望します。

提出意見3:中学校学習指導要領案:34頁の2内容B(1)ア(イ)および40頁の3内容の取扱い(3)アについて
 2内容B(1)ア(イ)の表題を「日本列島における国家形成と多様な文化」に訂正することを要望します。また、「農耕を行わない地域や大和政権(大和朝廷)の勢力が及ばない地域があることにも留意すること」という文章をこの項目の末尾に加えることを要望します。
 3内容の取扱い(3)アには「農耕の広まり」と「古墳の広まり」という文言がありますが、日本列島における弥生文化以降の歴史の流れは一律ではなく、北海道には続縄文文化・擦文文化・オホーツク文化・アイヌ文化、沖縄には貝塚文化・グスク文化があり、それぞれ独自の文化が存在します。子供たちが自らの地域のこれらの文化について学習できるよう、中学校学習指導要領および同解説に位置すけられることを要望します。