宮本理事から、本日の出席者は23名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
宮本理事から、東京都の亀井明徳会員が2015年3月23日、京都府の樋口隆康会員が4月2日、静岡県の吉岡伸夫会員が4月21日、岩手県の菊池啓治郎会員が4月22日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
大谷理事から、2014年度決算は、各種委員会の主に旅費交通費の支出が抑えられたことにより繰越金額が生じたとの説明があり、原案通り承認した。
佐藤理事から、文部科学省学術機関課より、象徴空間に建設が予定されている慰霊施設におけるアイヌ人骨等の保管・管理に関する意見を求められたことが説明された。要請から提出までの期間が短かったためメールで審議を行い、主に副葬品及びそれに関連する物質資料について、適切な条件の基に保管・管理の設備を整える必要がある意見を表明したことが説明され、承認した。
橋口理事から、埋蔵文化財保護対策委員会では、最古級の前方後方墳に位置付けられる沼津市高尾山古墳について、2012年に保存要望書を提出したが、現在、道路建設事業により消滅の危機に瀕しているため、「沼津市高尾山古墳の保存に関する声明」を出すことを計画しているとの説明があり、原案が提示された。篠原理事から、古墳の詳細や現状について補足説明があり、審議の結果、案文については検討・修正した上で、会長声明として提出を承認した。
宮本理事から、WAC京都大会オープニングセッションの5つのテーマについて、各発表者の提示があり、原案通り承認した。各発表者の参加費については、来年度予算での計上を検討する。なお、オープニングセッション内容は終了後に『Japanese Journal of Archaeology』に掲載する予定である。
小川理事から、協会ホームページリニューアルにあたり、新公式ホームページ作成の業者選定のための提案依頼書(案)と候補業者名簿一覧が提示され、スケジュール予定の説明があった。審議の結果、提案依頼書を一部修正の上、承認した。
白石副会長から、図書の受入再開については、既に会報第183号で会員に周知しているが、5月の第81回総会時に会員に詳細な説明を行った上で再開する予定である。協会図書に係る検討小委員会では、総会後の再開に向けて、関係機関・研究会等のリストを整備する等の準備を進めており、図書の受入について内容の最終的な検討を行うとの説明があり、承認した。
石川副会長から、日本考古学協会賞選考委員会からの意見を受け、「募集のお知らせ」についての訂正案が提示された。協議の結果、一部修正の上、変更点を承認した。
橋本理事から、今期で2名の委員が退任するため、新たに川村佳男会員、西藤清秀会員、田畑幸嗣会員の3名を委員として推薦したいとの説明があり、原案通り承認した。なお、委員長は西藤清秀委員が務める。
馬淵理事から、*会員、*会員、*会員、*会員、*会員から2014年度をもっての退会届け、*会員からは2015年度をもっての退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。
河野理事から、「総会実施要項」に基づき、日程並びに理事の役割分担の確認があり、了承した。
2015年度新入会員に対し、会員から異議の申し立てを受け付けたところ、期日までに異議の申し立てはなかった。よって、2015年度新入会員の入会審査は、申込み総数61名、うち1名は申込みを辞退し、1名は死亡により自動的に取り下げとなり、1名が資格基準に該当せず、58名が内定者となり、5月23日の第81回総会にて承認を受けるかたちとなったことが瓦吹理事から報告され、了承した。
石川副会長から、定款を補足する諸規定・内規・基準等の整備や著作権の規定の作成について、円滑に進めるために、諸規則・規定等見直し検討会(総務会)の基に、諸規則・規定等の整備作業部会を設けたいとの説明があった。メンバーは、唐澤理事・篠原理事・橋本理事・白井監事・吉田監事とするとの報告があり、了承した。
馬淵理事から、2015年度版会員名簿作成にあたり、会報掲載原稿の提示があった。2010年度版名簿作成時の会報原稿を基に、今後、メールアドレスが必要となる可能性を考慮し、メールアドレスについての記載を変更するとの説明があった。会員からの名簿作成用紙の返信方法について等の検討を行った上で、8月会報での掲載を了承した。
小川理事から、4月11日(土)に委員会を開催し、協会ホームページリニューアルの新公式ホームページ作成の業者選定のための提案依頼書の作成と、業者選定の手続き、プレゼンテーションの実施方法等について検討を行ったとの報告があり、了承した。
馬淵理事から、@総会・大会時の研究発表の電子公開について、実行委員会による動画撮影や静止画像撮影の申し出など様々な場合を想定し、対応を協議する必要がある。Aマスコミ等への対応と対外発信について、各委員会との連携を密にはかり広報を行う。B会員のメールアドレスの収集を促進したい方針を確認したことが報告され、了承した。
橋口理事から、2015年4月幹事会議事録が提示され、@沼津市高尾山古墳の保存問題について、道路建設計画が進んでいることから、会長声明の発表について検討を行った。A高知市浦戸城跡の保存要望書に対する回答を受け対応を協議し、今後も注視していくこととなった。B第81回総会で実施する10年間のアンケートを総括したセッションについて検討を行ったことが報告され、了承した。
田中理事から、文化財の流出入について、有志で情報収集の勉強会を開催し、海外の状況等について詳しい会員から話を伺った。また、本年度の活動予定について検討したことが報告され、了承した。
長瀬常務理事から、独立行政法人大学評価・学位授与機構より、国立大学教育研究評価委員会専門委員の候補者として、協会から推薦した宮本理事を選出したとの連絡があったとの説明があり、了承した。
瓦吹理事から、2012年度〜2014年度会費30,000円の滞納により下記の4名が会員資格を喪失したとの報告があり、了承した。なお、滞納会費の督促については継続する。
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