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2015年5月理事会議事録

　佐藤理事から、本日の出席者は26名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

　佐藤理事から、栃木県の田熊清彦会員が2015年４月５日、埼玉県の栗原文藏会員が４月７日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第270号　「沼津市高尾山古墳の保存に関する声明」について

　橋口理事から、2015年４月理事会での検討を受け、石川副会長を中心に「静岡県沼津市高尾山古墳の保存を求める会長声明」案の修正を行ったとの説明があった。続けて石川副会長から、声明文送付先の確認と、案文の提示があった。審議の結果、一部語句の修正を行い声明案を承認した。また、本声明の発出については、理事会翌日５月22日（土）の第81回総会で会員へ報告し、また５月25日（月）に日本考古学協会事務所にて記者発表を行うことで、承認した。

議案第271号　高校生のポスターセッションについて

　佐藤理事から、考古学を目指す学生の発掘・育成を目的とした高校生のポスターセッションの創設について岡山理事から提案があり、それを受けて課題を整理し開催案を作成したとの説明があった。協議の結果、原案通り高校生を対象とし、５月の総会時に「高校生ポスターセッション」を設けて開催することで、実施を承認した。なお、詳細については、企画担当理事及び岡山理事を中心に検討を進め、第82回（2016年度）総会からの実施を目指す。

議案第272号　2015年度版会員名簿の作成について

　馬淵理事から、2015年度版会員名簿作成にあたり、①積極的にメールアドレスの登録を進める、②メールでの回答を可能にする、等の変更点を加えたことが説明され、会報掲載原稿の説明があった。名簿の版の大きさや返信方法などいくつかの検討課題があり、事務局と調整して会員名簿を作成することで、承認した。

議案第273号　国宝高松塚古墳壁画修理作業室の専門家特別公開(第３回)の実施について

　長瀬常務理事から、昨年・一昨年に続き、文化庁から第３回の高松塚古墳壁画修理作業室の専門家に対する特別公開が実施される旨の連絡があったとの説明があり、髙倉会長・菊地理事の２名が参加することで承認した。

議案第274号　名誉会員・賛助会員に関する規定・内規について

　石川副会長から、総会時に報告する「名誉会員に関する規定・内規の制定について」、「賛助会員に関する規定・内規について」、説明があった。また、「名誉会員に関する内規」第１条（４）について、委員長経験者が既に逝去されていることから「（2004年３月１日以前は委員長）」の文言は削除することが説明され、原案通り承認した。

議案第275号　退会の承認について

　瓦吹理事から、＊会員から2014年度をもっての退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。

報告第376号　第81回総会について

　大竹理事から、「第81回総会実施要項」に基づき、日程並びに理事の役割分担の最終確認があった。また、本総会における研究発表の撮影の対応について確認を行い、昨年度と同様に写真撮影については各発表者の意向に沿うこと、動画の撮影については禁止とすることで、了承した。

報告第377号　貸借対照表の基金の科目及び東日本大震災募金（特別会計）の記載変更について

　大工原理事から、①貸借対照表の基本財産預金額の記載について、昨年度までは流動資産の現金・預金に含めていたが、2014年度から固定資産に基本財産の預金項目を設けて記載する。②特別会計報告（東日本大震災募金）の収支計算書及び予算書における2011年度募金収入から使用金額を差し引いた繰越額の記載について、昨年度までは募金収入に記載していたが、実情に合わせて、前期繰越収支差額に記載することが報告され、了承した。

報告第378号　協会図書に係る検討小委員会報告

　白石副会長から、５月８日（金）に小委員会を開催し、①一括寄贈図書の登録状況を確認し、登録にあたっての重複本・広報的な要素の強いリーフレットの取り扱いの問題などの指摘があり、検討を要する。②図書の受け入れを再開するにあたり、今後は「受付図書」と呼称する。③総会・大会時の図書の受け入れについて、2016年度の第82回総会から再開する予定であるとの報告があり、了承した。

報告第379号　研究環境検討委員会報告

　篠原理事から、５月２日（土）に2015年度第１回委員会を開催し、①第81回総会でのポスターセッションについて、内容を検討し、会場でアンケートを実施することとなった。②2015年度奈良大会の第３テーマ「大学教育と文化財保護」との連携について、５月23日（土）に奈良大会実行委員会との打合せで今後の方針を確認するとの報告があり、了承した。

報告第380号　国際交流委員会報告

　橋本理事から、５月23日（土）の第81回総会における国際交流委員会の2014年度事業報告並びに2015年度事業計画の内容について、2014年度は英文コンテンツの作成事業・アジア考古学四学会合同講演会を行い、2015年度も引き続き実施する予定であるとの説明があり、了承した。

報告第381号　社会科・歴史教科書等検討委員会報告

　釼持理事から、４月26日（日）に委員会を開催し、①第81回総会のポスターセッションについて協議した。②小学校学習指導要領の改訂前に、文部科学省の中央教育審議会においてパブリック・コメントが実施されると考えられ、その対応について検討した、との報告があり、了承した。

報告第382号　埋蔵文化財保護対策委員会報告

　橋口理事から、2015年５月幹事会議事録が提示され、①第81回総会時に開催する埋蔵文化財保護対策委員会について協議した。②第81回総会で行うセッション・ポスターセッションについて確認を行った。③沼津市高尾山古墳の保存問題について、声明発表後の対応について協議したことが報告され、了承した。

報告第383号　協会HPリニューアル検討小委員会報告

　小川理事から、協会ホームページリニューアルの提案書提出を15社に依頼したところ、４社から質問があり、７社から辞退の連絡を受けたとの報告があった。続けて、今後のスケジュールの確認があり、了承した。

報告第384号　諸規則・規定等見直し検討会報告

　唐澤理事から、５月13日（水）に諸規則・規定等の整備作業部会を開催し、①現在運用されている定款・規則・諸規定等の全体を把握するために、体系図・階層図などを作成する予定である。②作業を分担して各規則・規定の改訂や新規作成にあたることが説明され、了承した。なお、今後、作業部会は石川副会長・唐澤理事・篠原理事・橋本理事・吉田監事の５名とする。

報告第385号　広報委員会報告

　馬淵理事から、５月２日（土）に委員会を開催し、①静岡県沼津市高尾山古墳の保存を求める会長声明の発出後の記者会見について、会場・告知等について協議した。また、今後の総会時における記者会見の定例化案について、会場の確保・時間体・周知方法・内容などの課題について検討を行った。②第81回総会における活動報告内容について確認したことが報告され、了承した。

以上
アイコン日本考古学協会
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