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第10回 日本考古学協会公開講座開催のお知らせ

 本年度も、広く考古学の面白さ・楽しさをお伝えするために第10回の「公開講座〜考古学から見えてきたふるさとの歴史〜」を開催いたします。会員の皆様も、ふるってご参加ください。  第10回目を迎えました今回の公開講座では、「よみがえる近代の産業遺跡−金山(かねやま)水車(轟製錬所)跡の調査成果−」と題して行います。鹿児島県南九州市知覧町にある金山水車(轟製錬所)跡は、1890年(明治23年)に発見された赤石(あけし)鉱山から鉱石を運び込み、水車動力によって鉱石を砕き、製錬し,金を取り出す一連の工程を示す遺跡です。自然地形を巧みに生かした貴重な近代の産業遺跡として現地に保存されることになりました。この貴重な遺跡を多くの市民の皆様に分かりやすくお伝えしたいと考えておりますので、ご興味のある周囲の方々にもお声がけをお願いいたします。

第10回 日本考古学協会公開講座〜考古学から見えてきたふるさとの歴史〜
テーマ「よみがえる近代の産業遺跡−金山水車(轟製錬所)跡の調査成果−」

【プログラム】
■ 開会
■ 調査報告 「金山水車(轟製錬所)跡発掘調査報告」鹿児島県立埋蔵文化財センター
福永修一・有馬孝一
■ 講話 テーマ 「金山水車(轟製錬所)跡を語る
1 「鹿児島の金山開発史−近世から近代まで−」鹿児島大学名誉教授 新田栄治
2 「金山水車(轟製錬所)跡の地形と地質」鹿児島大学名誉教授 大木公彦
3 「金山水車(轟製錬所)跡に関する調査報告−古写真と水路調査から見た製錬所の変遷」 鹿児島大学名誉教授 門 久義
■ 意見交換
■ 閉会