谷川委員から、2003年10月26日に東京都の三木文雄会員、11月24日に神奈川県の稲生典太郎会員、12月12日に宮崎県の野間重孝会員が逝去された旨の報告があった。
外山事務局長から、臨時総会以後の進捗状況の報告があり、本日、定款への署名・実印捺印作業を行い、24日に公証役場にて定款認証を受ける予定であるとの説明があった。
組織・調査担当委員欠席のため、資料に基づき外山事務局長から次ぎの報告があった。〔1〕11月1日(土)に、第1回選挙管理委員会を開催し、委員長に清水信行会員、副委員長に梁木誠会員を選出し、a)2004年の委員選挙は、有限責任中間法人日本考古学協会の設立に伴い「委員」から「理事」に変更となることから、選挙告示は「日本考古学協会理事選挙」とする。b)10月の臨時総会で「委員選挙規定」が一部改正されたことにより、委員定数を25名とする等の選挙告示内容の検討を行った。〔2〕委員候補者の申し出締切は2月2日(月)、投票は4月9日(金)必着とし、開票作業は4月10日(土)に行う。〔3〕選挙結果の公示は、当選者全員の得票数を明記する。但し、その際には立候補者と立候補者以外の判別ができるようにする。
組織・調査担当委員欠席のため、資料に基づき外山事務局長から、〔1〕12月6日(土)に、第1回新入会員資格審査委員会を開催し、委員長に山岸良二会員、副委員長に荒井幹夫会員を選出し審査に入った。〔2〕申込み総数149名のうち、11名が保留、1名が資格基準に該当せずと判断され、保留の11名については、必要書類の提出を求め1月中に第2回審査を行う。〔3〕資格審査委員会からは、資格基準の内容が曖昧であるとの指摘があったとの報告があり、〔3〕について検討が行われた。
検討の結果、法人化に伴う細則の作成もあることから、資格基準の見直しも含めて次回委員会で再検討することが了解された。また、現状では毎年全委員が入れ替わっているが、経験者を残す必要性から、次年度からは半数の交代制とすることが了承された。
菱田委員から、12月5日(金)に、五社神古墳(伝神功皇后陵)の限定公開が行われ、14学・協会39名が参加した。協会からは西藤清秀委員・一瀬和夫会員・鐘方正樹会員が参加した旨の報告があり、西藤委員作成の見学報告書が提示された。
この件については、書面だけではなく写真等があると、より状況が分かり易い、参加団体・参加人数枠の拡大をはかる努力が必要である等の要請があった。
稲野委員から、11月17日(月)、12月20日(土)に小委員会を開催し、〔1〕学術情報センターに手続きをしたが、今月末頃にパスワードを入手できる予定である。〔2〕次ぎの段階としては独自のドメインをもって、会員用と一般用との区別をはかりたい。〔3〕情報の速報性をはかるためには、掲載の可否をどこで判断するかが問題になるので、検討を願いたいとの報告があり、〔3〕については、掲載できる内容を各委員会ごとに定める一方、可否を判断する必要がある場合には、会長・副会長・総務・事務局長で検討することが了解された。
谷川委員から、日程・会場の確認があった。続けて矢島委員から、総会時の旧石器問題特別委報告については、未定である旨の報告があった。
矢島委員から、〔1〕2004年4月1日に開催されるアメリカ考古学会でのセッション参加が受理された。コーディネーターは井川史子氏と矢島である。〔2〕旧石器問題特別委からは、小林委員長・小野委員・佐川委員・白石委員・矢島の5名が参加。セッションのための欧文誌の作成も開始したとの報告があり了解された。
佐久間委員から、11月幹事会議事録の提示があり、〔1〕滋賀大会開催時の10月26日に情報公開会を実施。〔2〕西表島「とぅどぅまり浜遺跡」の保存問題については、地元の情勢をみながら保存要望書を提出する方向で検討する。〔3〕文化庁との懇談を11月4日(火)に開催。近藤委員長・鈴木委員・柳戸委員・佐久間が参加し、a)イラン国内の文化財保護問題、b)各地の埋蔵文化財収蔵施設の問題、c)市町村合併に伴う埋蔵文化財問題、d)古墳等の史跡範囲拡大の問題、e)平城宮跡の保存問題、f)八王子城下のトンネル掘削問題等について懇談を行った。〔4〕関西連絡会からの報告、岐阜県船来山古墳群の保存問題等の報告について説明があった。 続けて矢島委員から、12月幹事会議事録の提示があり、〔1〕西表島「とぅどぅまり浜遺跡」の保存問題について、〔2〕鳥取県妻木晩田遺跡の整備・保存に関する問題については、情報収集をはかり年明けに再検討する。〔3〕北海道森町鷲ノ木遺跡の保存問題については、保存要望書を提出する方向で検討。〔4〕『第3次埋蔵文化財白書』の刊行については、出版社との打合せを行った。来年1月末を目途に入稿の予定であるとの報告があり、〔4〕の出版費用・印刷部数について検討が行われた。 検討の結果、協会分として必要な部数を提示し、再度交渉することになった。
小笠原委員から、現体制での日本学術会議は19期が最後になることから、考古学研連で、2004年中にシンポジウムの開催を予定している。学術会議からは、2名分の謝金が用意されるだけなので、研連の窓口である協会から諸費用の捻出を願いたいとの報告があり、今後、テーマ・開催地等の検討を行うことになった。
また、これとは別に、第70回総会時に倫理綱領についてのシンポジウムを計画したらどうかとの提案があり、具体案の作成に入ることになった。
高倉委員から、頒布用の口座を開設した旨の報告があった。
河瀬委員から、大会の開催にあたり、関係機関に対する共催依頼状の送付依頼があり了解された。
外山事務局長から、協会事務所内を終日禁煙とすることが提案され、了解された。
以上