田中理事から、本日の出席者は21名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
田中理事から、千葉県の中野修秀会員が2015年4月14日、奈良県の松井 章会員が6月9日、埼玉県の駒宮史朗会員が6月12日、東京都の椚 國男会員が6月15日、埼玉県の金井塚良一会員が6月18日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
佐藤理事から、文部科学省通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」(平成27年6月8日付文科高第269号)においては、人文社会科学系学部・大学院と教員養成系学部・大学院の廃止や社会的要請の高い分野への転換を国立大学に求めている。これは、人文・社会科学分野の存立に大きな影響を与えることが予想されることから、「人文・社会科学における教育・研究体制の充実を求める会長声明」を発出したいとの説明があり、案文が提示された。審議の結果、原案通り承認し、本日付で声明文を発表することとなった。
石川副会長から、メールで既に審議を行った議案第288号と関連している案件であり、議案第288号と一括して説明があった。@7月25日(土)に名誉会員選考委員会を開催し、委員長に石川日出志副会長を、副委員長に白石浩之副会長を選出した。A選考委員会から「名誉会員に関する規定・内規」に基づき、岩ア卓也会員を名誉会員に推薦するとの説明があり、審議の結果、原案通り承認した。なお、名誉会員推薦者については、総会での顕彰を行う予定である。
佐藤理事から、東日本大震災対策特別委員会より、東日本大震災時の文化財レスキュー等の対応を受けて発足した、文化財と防災に関する関係団体等からなる「文化遺産防災ネットワーク推進会議」への参画の提案があるとの説明があった。審議の結果、加盟について承認し、関連学会担当総務が担当することとなった。
馬淵理事から、2016年理事選挙の日程、並びに選挙管理委員候補者案16名の提示があり、原案通り承認した。
馬淵理事から、2016年度新入会員(正会員)の入会資格審査日程、並びに入会資格審査委員候補者案の提示があり、原案通り承認した。
長瀬常務理事から、ホームページリニューアルの提案書提出を受け、その内の3社によるプレゼンを6月27日(土)に実施した。評価表に基づき審査を行い、アプライド株式会社を選考したとの説明があった。続けて、ホームページリニューアル検討小委員会の小澤正人委員から、ホームページ制作業務委託仕様書案の補足説明があり、長瀬常務理事からは見積書、委託契約書案の提示があった。仕様書・委託契約書について、一部訂正の上、アプライド株式会社に委託することで承認した。
大竹理事から、今年度の第10回公開講座については、鹿児島県の上野原遺跡をテーマに、鹿児島市内で開催したいとの説明があり、原案通り承認した。なお、開催日程は2016年3月上旬を予定している。
田中理事から、今年度の英文機関誌編集委員会委員の提示があり、昨年度と同様のメンバーで構成するとの説明があり、原案通り承認した。
大工原理事から、年報並びに機関誌の入札説明会における担当理事の立会い、入札時ににおける財務担当理事の立会いについて、短時間の業務であり、また内容から鑑みて、担当理事が遠方な場合は、東京近辺の理事の代理立会いで行いたいとの説明があった。協議の結果、担当理事の上京時に合わせて入札説明会及び入札の実施を調整し、難しい場合は、財務担当理事の指名により、都内近郊の理事が立会うことで承認した。
石川副会長から、岩手県立博物館から平成27年度特別展「海に生きた歴史〜復興調査が語る一万年の海との共生〜」の後援依頼について説明があった。なお、この案件はメール審議で行い、後援名義の使用について承認している。
橋口理事から、杵築市教育委員会からきつき城下町資料館企画展「木付城・藩主御殿、そして城下町『杵築』のはじまり」の後援依頼について説明があった。なお、この案件はメール審議で行い、後援名義の使用について承認している。
髙倉会長から、九州国立博物館から平成27年度「全国高等学校考古学フォーラムin九州国立博物館2015」の後援依頼について説明があった。なお、この案件はメール審議で行い、後援名義の使用について承認している。
石川副会長から、「日本考古学協会定款」第6条3、及び「名誉会員に関する規定」に基づき、理事会で名誉会員の推薦を行うにあたり、理事会に推薦した名誉会員の選考を行う委員会の設置が必要であるとの説明があった。メール審議を行い、設置については承認されており、一部修正した日本考古学協会名誉会員選考委員会内規案が提示され、原案通り承認した。
佐藤理事から、「水銀に関する水俣条約」の採択を受け、それに伴い関連する法規が策定・公布されようとしており、環境省及び経済産業省からなる合同会合の、今後の水銀対策に関する技術的事項についての第二次報告書案に対し、遺跡の発掘調査や遺物等の文化財の取り扱いについて、水俣条約の適用除外対象とする等の特別の対応を求めるため、パブリックコメントを提出したとの説明があった。なお、この案件はメール審議で行い、承認した。
馬淵理事から、埼玉県の*会員、富山県の*会員から2014年度をもっての退会届け、長野県の*会員、三重県の*会員、兵庫県の*会員、香川県の*会員、福岡県の*会員、沖縄県の*会員からは2015年度をもっての退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。
大竹理事から、2015年度奈良大会の内容説明があり、理事の出欠が確認された。
大竹理事から、2017年度(第83回)総会は大正大学で開催予定であるとの説明があり、了承した。
佐藤理事から、@高校生ポスターセッションの募集要項が提示され、了承した。A周知方法について、ポスター・ちらしを作成し、都道府県教育委員会や各高等学校等へ送付する予定であり、考古学系の活動を行っている高校等の情報について、各理事に協力が求められた。また、新聞社へのプレスリリースを広報担当を中心に行い、広く周知に努めることが確認された。
白石副会長から、7月12日(日)に小委員会を開催し、@2015年度奈良大会時に行うポスターセッションについて、内容・執筆分担等を検討した。A協会寄贈図書の利用方法と今後の活用について協議したとの報告があり、了承した。
篠原理事から、6月20日(土)に2015年度第2回委員会を開催し、@第81回総会のポスターセッションについて、会場でのアンケート結果を基にした意見交換や反省を行った。A2015年度奈良大会ポスターセッションについて、大学アンケートの分析をさらに進めて内容を検討する。Bホームページリニューアルへの対応について協議したとの報告があり、了承した。
唐澤理事から、7月15日(水)に諸規則・規定等の整備作業部会を開催し、@現行の定款・規則・諸規定等の整理を進めている。規程の整備については、整備作業部会メンバーを主担当、諸規則・規程等見直し検討会の総務担当理事を副担当として、分担し、検討を行う。A著作権規定や著作権に関係する内規、資産運用規定、事務処理規定等について条文の説明があり、各理事に各規定案について8月20日(木)までに案文の意見が求められた。
河野理事から、5月23日(土)に委員会を開催し、@岩手・宮城・福島3県の委員からの復興事業に伴う埋蔵文化財調査の現状報告を基に意見交換を行った。A文化遺産防災ネットワーク推進会議への参画について協議した。B2015年度の活動計画について確認を行ったとの報告があり、了承した。
橋口理事から、2015年7月幹事会議事録が提示され、@宮城県栗原市入の沢遺跡について、国道バイパス工事計画があることから、保存要望書を提出した。回答があり、対応を協議した。A沖縄県那覇市中城御殿跡において、県立首里高校新校舎建設計画があり、7月5日(日)・6日(月)に矢島委員長・馬淵委員が現地を視察し、関係機関と面談を行った。B沼津市高尾山古墳の保存問題について、声明発表後の状勢について注視していく。C宮城県山元町合戦原遺跡について、震災復興事業に伴う調査で線刻画を有する横穴墓が発見されており注視していく必要がある。D広島県福山市鞆の浦の保存について、改めて注視する必要がある。E文化財指定等に係る復元・補修に関する埋文委委員長宛の要望書について対応を協議したことが報告され、了承した。
橋本理事から、6月28日(日)に2015年度第1回委員会を開催し、@英文サイトに掲載する英文コンテンツについて、「発掘された日本列島2015」より掲載する遺跡を選択、決定した。A髙倉会長から国際交流についての考えを伺い、積極的に検討していく。B今年度の「第9回アジア考古学四学会合同講演会」は「アジアの鉄」をテーマに、2016年1月9日(土)に明治大学に於いて開催を予定している。Cホームページリニューアルへの対応について協議した、との報告があり、了承した。
釼持理事から、7月5日(日)に委員会を開催し、@委員会の活動について、また次期学習指導要領の改訂に関わるパブリックコメントへの参考にするために、アンケートを会報に掲載する。A2015年度奈良大会のポスターセッションについて、小学校での弥生・古墳時代の扱いをテーマとし、内容について検討した。Bホームページリニューアルにあたり、掲載要望事項を協議した、との報告があり、了承した。
新納理事から、@6月27日(土)に「世界遺産と陵墓問題を考える研究会」と運営委員会を開催した。A7月16日(水)に宮内庁との陵墓懇談を行い、14学協会23名が参加した。また懇談に先立ち、明治大学博物館会議室において全体会議を行い、今年度の運営委員会の役割分担、及び本年度の陵墓保全整備工事について、協議した。B「世界遺産と『陵墓』呼称問題」に関するシンポジウムを秋に開催する予定であることが報告され、了承した。
馬淵理事から、7月11日(土)に委員会を開催し、@5月25日(月)に行った静岡県沼津市高尾山古墳の保存を求める会長声明発出の記者会見を受けて、今後の記者会見実施手順等について検討を行った。Aホームページリニューアル後の公式サイトについて、広報委員会が主担当となることから、対応について協議していくとの報告があり、了承した。
田中理事から、5月22日(金)に編集委員会を開催し、@『Japanese Journal of Archaeology』Vol.3,No.1について、進捗状況の確認を行った。A『Japanese Journal of Archaeology』Vol.3,No.2について、掲載内容を検討した、との報告があり、了承した。
長瀬常務理事から、標記の応募の説明があり、各理事に積極的な推薦への取り組みが要請された。
石川副会長から、社会に対して意見表明を行う場合など、他の考古学系学会とも連携をとって発信することが望ましいことから、全国的な考古学系の学会と連携を図る仕組みを作りたいとの説明があり、了承した。