2019年7月6・7日【シンポジウム】中世学研究会 第3回シンポジウム「城と聖地 ― 信仰の場の政治性 ―」

日 時:2019年7月6日(土)・7日(日)

会 場:上智大学 四谷キャンパス 6-410教室

主催者:中世学研究会・上智大学文学部史学科

参加条件:シンポジウム参加費 3,000円(資料代+前回シンポジウム成果本〈予価2,000円〉を含む)

懇親会:主婦会館 プラザエフ(東京都千代田区六番町15)7階 カトレア
    ※懇親会費:6,000円
    ※JR「四ツ谷」駅から徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅から徒歩3分

申込方法:氏名・所属・連絡先・懇親会出欠を明記の上、メールまたはハガキにて下記までお申込みください。準備の都合がございますので、必ず事前の申し込みをお願いします。
申 込 先:chuseigakukenkyukai@yahoo.co.jp
          〒285-8502  千葉県佐倉市城内町117 国立歴史民俗博物館  村木二郎
申込締切:2019年6月21日(金)

趣旨

 信仰の場と重なる城館の存在から、城を軍事的な構築物としてとらえるだけでなく、その本質を考え直すことの必要性が指摘されて久しい。近世城下町の一特質として、宗教施設が都市の中心部から排除されていることを指摘できるとすれば、中世における武家の本拠と聖地との関係は、中世社会について考える興味深い手がかりになると思われるが、これまでほとんど議論されてこなかった。城館と聖地、領主の拠点と信仰の場との間には、いつからどのような関係があるのか、聖地を包摂することで支配を正当化しようとしたのか、地域の信仰の場を守るのも領主の責務だったのか、武家はみずからの本拠に聖地性を求めなくなっていくのか。そうした問題を考える上で重要な事例を共有し、議論を深めたい。

プログラム

7月6日(土)
12:30     受付開始
13:00~13:30 趣旨説明・問題提起              中澤克昭 (上智大学)
13:30~14:30 報告1「中世前期の武士団と霊場」       高橋 修 (茨城大学)
14:40~15:40 報告2「中世山城と山岳霊場」         岡寺 良 (九州歴史資料館)
15:40~16:40 報告3「戦国城館の構造と聖地」        齋藤慎一 (東京都江戸東京博物館)
17:30~    懇親会

7月7日(日)
09:30     開場
09:50~10:50 報告4「信長の神格化と聖地・安土城をめぐって」 山下 立 (安土城考古博物館)
11:00~12:00 報告5「近世東アジアにおける城と“聖地”」     井上智勝 (埼玉大学)
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:00 報告6「守護・戦国大名の居城と聖地」     中井 均 (滋賀県立大学)
14:10~16:00 討論     司会:村木二郎(国立歴史民俗博物館)・中澤克昭