高輪築堤跡の保存に関する要望書に対する回答(2)

令和3年2月12日

 

一般社団法人日本考古学協会
埋蔵文化財保護対策委員会
 委員長 藤 沢   敦 様

 

 

                       港区教育委員会       
教育長 浦 田 幹 男  

 

高輪築堤跡の保存に関する要望書に対する回答

 

 平素より港区の教育行政に御理解と御協力をいただき、御礼申し上げます。

 2021年1月22日付け「高輪築堤跡の保存に関する要望書」について回答します。

 高輪築堤跡については、港区教育委員会としても非常に高い価値を有する遺跡と捉えており、東日本旅客鉄道株式会社、東京都教育委員会、文化庁等と連携して調査、保存等に関する取組を進めているところです。

 具体的には、高輪築堤跡の重要性を踏まえ、港区教育委員会の指導のもと、東日本旅客鉄道株式会社に事務局を置き、当区文化財保護審議会委員を委員長とする「高輪築堤調査・保存等検討委員会」を設置して、複数の有識者の意見を十分に踏まえて検討を進めています。

 なお、同検討委員会には、港区教育委員会及び東京都教育委員会はオブザーバーとして参加するとともに、文化庁等とは緊密に情報交換を行っています。

 高輪築堤跡については、多くの学会等が要望書を提出しています。

 こうしたことを十分に踏まえるとともに、引き続き、関係機関と連携しながら、価値ある文化財である高輪築堤の遺構を後世に継承できるよう品川駅周辺地区のまちづくりに関係する事業者に働きかけてまいります。