2021年11月27日、28日【シンポジウム】中国四国前方後円墳研究会第24回研究集会  中期古墳研究の現状と課題5 ~古墳時代中期の土師器・須恵器をめぐって~

中国四国前方後円墳研究会第24回研究集会  中期古墳研究の現状と課題5 ~古墳時代中期の土師器・須恵器をめぐって~

日 時:2021年11月27日,28日
会 場:オンライン開催

主催者:中国四国前方後円墳研究会

参加条件

要申込み(11月7日まで)
必要記入事項:

 氏名
 住所(資料集の送付先)
 電子メールアドレス(当日に連絡のつくもの)
 電話番号
 資料集の希望部数(参加のみ申し込みの場合は0を記入)
 会員/非会員の別・所属(任意)

申込み先:chushiken24@gmail.com

資料集:3,500~4,000円程度(送料込み)を予定

趣旨

当研究会では、これまで、『中期古墳研究の現状と課題』と題して中期古墳研究に取り組んできました。1回目は副葬品を取り上げた「広域編年と地域編年の齟齬」、2回目は「交流」、3回目は「埋葬施設」、4回目は「副葬品による広域編年再考」について議論してきました。そして、これらの研究成果を下地に、今後は中期の「中四研編年」構築に向けて、課題を設定し、検討してゆきたいと思います。

5回目となる今回は、古墳編年の指標となる土師器と須恵器について検討します。対象は古墳及び集落遺跡出土土器(土師器・須恵器)とします。5世紀は技術革新の時代であるといわれているように須恵器生産の開始を含め、「カマド」の導入など日常生活においても土器の使用方法に変化が現れる時期であります。これらの地域編年の検討は、地域編年の構築のみならず、各地域の時代像を明確にするものと考えます。土器編年を再考によって、中期の中四研編年、さらには中期の時代像の提示へ向けて、新たな一歩になることと考えております。

 

プログラム

【日 程】

11月27日(土)

 12:30~12:50 中国四国前方後円墳研究会総会
 開会
 13:00~13:10 趣旨説明・問題提起 冨田尚夫/愛媛県歴史文化博物館
 13:10~14:00 基調講演 「中期の土器研究と暦年代」 田中清美氏/日本考古学協会会員
 14:00~14:40 研究報告1「畿内地域の中期土師器編年と外来系土器」
                         中野 咲氏/奈良県立橿原考古学研究所
 14:40~15:20 研究報告2「九州の中期土師器編年」        重藤輝行氏/佐賀大学
 15:30~16:00 地域報告1 鳥取県  君嶋俊行氏  /(公財)鳥取県教育文化財団調査室
 16:00~16:30 地域報告2 島根県  松山智弘氏  /(島根県埋蔵文化財調査センター 

11月28日(日)

 9:00~ 9:30   地域報告3 岡山県          河合 忍氏/岡山県教育庁
 9:30~10:00  地域報告4 広島県          和田麻衣子氏/広島県教育委員会
 10:10~10:40  地域報告5  山口県           小林善也氏/下関市立考古博物館
 10:40~11:10  地域報告6  徳島県              田川 憲氏/(公財)徳島県埋蔵文化財センター
 11:10~11:40  地域報告7  愛媛県                              三吉秀充氏/愛媛大学     
 13:00~15:00  ディスカッション          コーディネーター 岩本 崇氏/島根大学
 閉会

※誌上報告    地域報告8 香川県       蔵本晋司氏/香川県埋蔵文化財センター
         地域報告9 高知県               宮里 修氏/高知大学