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2006年6月理事会記録

1.会長挨拶

 新理事会の開催にあたり、西谷会長から挨拶があった。

2.会員の訃報並びに動向について

 岡内理事から、滋賀県の西田弘会員が2006年1月6日に、島根県の吾郷和宏会員が2006年5月2日に亡くなられたとの報告があった。

3.理事会組織について

 西谷会長から、副会長に木下理事と渡辺理事を選任したことが報告され、了承された。続けて岡内理事から、理事会組織案に基づき各理事の役割分担が説明され、一部修正のうえ了承された。併せて今期から常置委員会となった「研究環境検討委員会」と「規則等検討小委員会」・「施設整備検討小委員会」・「社会科教科書問題検討小委員会」の各担当理事案も示され、原案どおり了承された。また、今期から発足する「高松塚・キトラ古墳問題検討小委員会」の構成案として、木下副会長・岡内理事・佐古理事・菅谷理事・橋本裕行理事のほか、会員中から3名の委員候補者が示され原案どおり了承された。
 なお、「国際交流小委員会」の構成については、今期の担当理事を中心に急ぎ小委員会を開催し、構成案を検討することになった。

4.総会について

 丹羽理事から、第73回総会実行委員会から、〔1〕開催にあたっては研究発表とポスターセッションの2本立てとすること、〔2〕非会員からの参加費徴収を行うこと、〔3〕上記2点を会報No.158に掲載して周知をはかることが要請されており、本件は前理事会からの引継ぎ事項である旨の説明があった。検討の結果、〔1〕については了承され会報に掲載することになったが、〔2〕については、長期的視点で検討する必要があるとの判断から、総務担当理事と企画・運営担当理事が第73回実行委員会と協議を行うことになった。

5.2006年度『岩宿文化賞』選考委員の推薦について

 岡内理事から、表記委員の選考が要請され、検討の結果、昨年同様に大竹理事を推薦することが了承された。

6.陵墓について

 髙橋理事から、〔1〕7月7日(金)に、宮内庁との陵墓懇談を行う。〔2〕例年、懇談に先立ち参加学協会との事前打合せを行っているが、いくつかの学協会から打合せに十分な時間をかけたいとの要望があり、今回は午前10時から開催する。〔3〕先月理事会で報告した「歴史学会」の新規加入については、全学協会から賛意を得たので、今度の懇談から参加するかたちになり、加入学協会は16学協会となった。

7.公式サイトについて

 滝沢理事から、先の第72回総会時にホームページ作成に係わる関係者と意見交換を行い、 〔1〕総会の動画配信について、〔2〕公式サイトの充実について話し合った。〔1〕については、公開するか否かについては、さらに検討が必要だが、アーカイブスとして協会の記録保存を目的とすることも可能。他の学会で動画配信を実施している例があるか調査する。〔2〕については、文献データベースの充実をはかったらどうか、総・大会レジュメの内容をネット上に公開したらどうか等の意見が出されたとの報告があった。

8.埋文委報告

 橋口理事から、〔1〕(財)かながわ考古学財団の廃止問題につき、「神奈川の文化財の未来を考える会」から、文化庁に対し要請文が提出された。この問題につき埋文委としても神奈川県と文化庁に要望書を提出する予定。〔2〕前理事会にて保留扱いとなっていた全国委員の選任につき、本人から辞退の申し出があった。〔3〕平城遷都1300年記念事業に対し、文化庁との懇談を計画しており、その際には理事会からも参加して欲しい。〔4〕京奈和自動車道の大和北道路のルートが平城宮跡東側に決まったことに対し、協会としての意見表明を行う必要があろう。〔5〕『第3次埋蔵文化財白書』刊行事業の総括について報告があり、〔4〕については、埋文委で原案を作成し次回理事会にはかることが了承された。〔5〕の総括については、これまでの経緯をとりまとめたうえで、次回理事会に再提出することになった。

9.その他

〔1〕平成18年度沖縄研究奨励賞推薦応募について

 岡内理事から、表記応募の説明があり、続けて髙倉理事からも補足説明があり積極的な推薦への取り組みが要請された。

〔2〕日本学術会議の科学者倫理への取り組みについて

 岡内理事から、アンケート調査に対して期日までに回答する旨の報告があった。

〔3〕今後の理事会開催日について

 岡内理事から、今期理事会の開催日の説明があり、12月理事会を減らすことが報告された。

〔4〕『新羅文物研究』への原稿募集について

 岡内理事から、表記学術誌の創刊号の原稿募集案内があるとの報告があった。

〔5〕登記手続きについて

 青木事務局長から、理事の改選に伴う登記変更手続きは、6月8日に完了したとの報告があり、併せて規則等検討小委員会を開催し、各種規則の改正に取り組むことが報告された。

以上