田中理事から、次の訃報報告があった。
東京都:平山久夫会員(2005年12月30日)、福島県:寺島文隆会員(2006年2月6日)、千葉県:湯浅喜代治会員(2006年2月7日)、広島県:潮見浩会員(2006年2月10日)、北海道:高橋正勝会員(2006年2月14日)、京都府:田辺昭三会員(2006年2月20日)、熊本県:平岡勝昭会員(2006年3月9日)、埼玉県:本村豪章会員(2006年3月12日)、宮城県:芹沢長介会員(2006年3月16日)
丹羽理事から、〔1〕実施要項案に基づき、理事の役割分担が報告された。〔2〕研究発表の申込多数のため発表時間を20分に短縮したが、質疑応答時間は必ず設けることとし、発表15分・質疑5分の構成とするとの報告があり、了解された。続けて木下副会長から、テーマ発表会場でも、40分の発表時間のうち5分程度の質疑応答時間を設けることが説明された。また、鶴丸理事からは、増え続ける発表数に対する今後の対応が要請され、併せて総会時の研究発表のあり方について意見が交わされた。なお、この件については、新規理事会への申し送り事項とすることが了承された。
稲野理事から、昨年7月理事会で提案した、現状に則した協会案内文改訂版(案)の提示があり大筋では了解を得たが、細部については再度、次回理事会にて検討することが了承された。
大竹理事から、〔1〕3月18日(土)開催の第1回公開講座は、512名の参加を得、すでに公式サイト上で動画公開している。〔2〕今後の予定についての問い合わせが多く、計画立案を急務であるが、今回の開催にあたって、企画調整・資料作成・広報通知・会場準備運営・記録情報公開の役割分担が必要であったことから、長期的展望に立った組織化をはかる必要がある。〔3〕来場者の年齢層・要望といったデータ収集のために、次回はアンケート等の実施も考慮したいとの報告があった。また、併せて石川理事からの、公開講座に先立つ記者会見の実施報告書も提出された。
西藤理事から、3月4日に小委員会を開催し、〔1〕公式サイトの英文スペシャルコンテンツ(遺跡紹介)は、4月初めに掲載の予定である。本コンテンツ掲載遺跡の選定は、「発掘された日本列島」カタログから行っていることから、江戸東京博物館での開幕に併せた小委員会の開催も予定したい。〔2〕現委員の任期は今年度末までだが、設置要綱では再任は妨げないとあり、現委員の継続就任を確認する。ただし古里委員から辞退の申し出があり、8名となることから2名の欠員補充が必要である。〔3〕今後の事業目標として、a)日本国内に設立されている諸外国地域を研究対象とする学会との連携、b)日本の考古学研究者への諸外国考古学情報の発信が提案されたとの報告があり、〔2〕の欠員補充については、新規理事会にて国際交流担当理事が決定されてから、委員の選任にあたることが了承された。
山岸理事から、2月19日(日)に第1回小委員会を開催し、新施設について、並びに財政面について意見が交わされた。次回は4月9日(日)に開催の予定である。
山岸理事から、〔1〕本日午前中に、第1回小委員会を開催し、4月中に小・中・高校の採択されている教科書を取り寄せて内容を検討するとともに、問題点を抽出する。〔2〕副読本も含め、教科書作成過程の検討を行うとともに、作成過程への参画も視野に入れたい。〔3〕これらの作業は、次の学習指導要領改訂に向けて意見集約をはかるとの報告があった。続けて大竹理事・佐古理事からも、小委員会の取り組み方につき説明があった。
金子直行理事から、1月理事会で了承された事務局職員の待遇改善につき、新年度から実施することが報告され、了承された。
金子理事から、2006年度予算案の提示があり、まだ2005年度決算が終了していないので流動的である旨の説明があった。また、30,000円以上の会費高額滞納者について、各理事から再度督促するように要請された。続けて外山事務局長から、会計事務の簡素化について提案があり、支出事務の処理方法が説明され了承された。
大竹理事から、〔1〕2月21日(火)に文化庁との懇談を行い、埋文委から近藤委員長・矢島委員、理事会から石川理事・橋口理事が参加した。地方分権化に伴う行政組織の変化と文化財保護行政について、高松塚古墳の石室解体問題について、平城宮跡・根来寺・千葉貝塚の各保存問題について意見交換を行った。〔2〕(財)古代学協会の研究活動の継続について要望書を提出したが、期日までに回答はない。〔3〕北海道・東北地区、関東甲信越静地区・九州地区の連絡会立ち上げに向けて準備を進めている。〔4〕5月26日(金)の全国委員会にて、埋文委内規の改正を行う。〔5〕2005年度の埋蔵文化財保護をとりまく状況のアンケート調査を行い、全国委員会までに集約・報告の予定との報告があった。
続けて橋口理事から、〔2〕の問題につき要望書の趣旨説明があるとともに、新規理事会において研究環境検討小委員会が常置委員会になることから、この問題は常置委員会に引き継ぐとの補足説明があり、了承された。また、オオヤマト古墳群公開フォーラム「オオヤマトの古墳群と地域を考える−保存・公開・活用−」の開催にあたり、協賛金の要請があるとの報告があり、協賛金の拠出が了承された。
木下副会長から、4月1日から新たな事務局長となる、青木義脩氏の紹介があった。
丹羽理事から、「鳥居龍蔵を語る会第1回講演会」への後援依頼がある旨の報告があり、後援が了承された。