理事会の開催に先立ち、石川理事から本日の出席者は23名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
石川理事から、大阪府の北野耕平会員が5月7日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
宮本理事から、総会時の研究発表について①連名発表中に非会員が入るのは良いが発表代表者並びに当日の発表者は会員に限ること。但し、実行委員会や理事会からの依頼に基づく非会員の発表はこの限りではない。②研究発表(口答発表・ポスターセッション)は論文に準ずる性格であるため、発表内容は未発表のオリジナルな内容に限り、申込み時の要旨には未発表である旨の文言を入れること。③発表形式にセッション制も導入する。募集するセッション数は実行委員会との協議による、との提案があり協議の結果、原案が了承された。なお、この原案に基づき、会報に掲載する第77回総会研究発表募集原稿案を作成し、次回理事会に提示することになった。
北條理事から、現行の『日本考古学年報』を改訂する案として、①Ⅱ部の各道府県動向を廃止し、Ⅰ部研究動向の充実をはかること、②注目遺跡を掲載すること、③製本を簡素化すること等の説明があり意見が交わされ、引き続き検討を行うことを了承した。
渋谷理事から、「総会実施要項」に基づき、役割分担等の最終確認が行われた。
宮本理事から、4月30日(金)に壱岐市に赴き打合せを行い、開催日は2010年12月4日(土)13時〜17時、会場は壱岐市立一支国博物館に決定したとの報告があり、了承した。
松本理事から、5月幹事会議事録並びに2009年度埋蔵文化財保護をとりまく状況集計結果の提示があり、①本日、委員会を開催して委員長に矢島國雄委員、副委員長に藤沢敦委員と酒井清治委員を選出した。②府中市武蔵国府関連遺跡の保存問題につき、5月20日付けで関係機関に要望書を提出した。鳥取城内遺跡については6月上旬に現地に赴き状況確認と懇談を行う予定。また、文化庁との懇談は6月上旬に予定している。③先月の理事会で遺物の取扱いについての総会声明提出について検討することになっていたが、この間の検討の結果、現状では昨年12月の理事会声明を超える内容とすることは困難であり、文化庁側の意向も確認する必要があることから、今回の総会声明は見送ることとした。6月に文化庁との懇談が予定されているが、文化庁の取扱い基準の見直しも含め、保管・管理・活用のあり方を、協会として引き続き議論していく必要がある、との報告があり、これを了承した。
福永理事から、明日(5月22日)の総会に報告する2009年度陵墓報告内容の提示があり、了承した。
理事会の開催に先立ち、石川理事から理事全員が出席しているので、本理事会は成立するとの報告があり、議事に入った。
石川理事から、定款の定めにより、一般社団法人日本考古学協会の代表理事を選定したい旨の提案があり諮ったところ、菊池徹夫理事を代表理事に選定することを満場一致で可決した。
続けて石川理事から菊池代表理事に対し、副会長2名の指名が要請され、須田勉理事・田中良之理事を指名し、異議なく了承されるとともに、水村事務局長が常務理事に選定された。