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2011年9月理事会議事録

 佐藤理事から、本日の出席者は20名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

 佐藤理事から、奈良県の町田章会員が2011年7月31日に、埼玉県の柳田敏司会員が8月17日に、長野県の土屋長久会委員が8月25日に、青森県の村越潔会員が8月27日に、福岡県の橋口達也会員が9月12日に、千葉県の阿部義平会員が9月17日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第72号 埋蔵文化財保護対策委員会委員の退任について

 近藤理事から、山田康弘委員が転居に伴い島根県の委員を退任すること、来年は委員改選の年に当たるため、島根県の欠員補充はせず年度内は現状のままでいくことが説明され、了承した。

議案第73号 事務局体制について

 水村常務理事から、@西書記が本年6月末をもって退職し、酒井次長が来年3月末をもって定年退職となることから、来年度の正規職員2名の補充を検討したいこと。Aそれに伴い、これまでの国家公務員の人事院勧告に基づく給与体系を廃して協会独自の給与体系を作成すること。B「事務局規則」にある“書記”という職名を廃して各自治体における職制に近づけ、職員の長期性・安定性を目指したいとの説明があり、@・Aについては、事務局と総務会で検討を進めることを了承した。Bについては規則の改正になることから、原案を作成し、来春の総会に諮ることを了承した。

議案第74号 投稿原稿について

 佐藤理事から、千葉県の大村裕会員から図書交換会に関する投稿原稿が提出されている旨の報告・説明があり、検討の結果、若干の文言修正のうえ『会報』174に掲載することを了承した。

議案第75号 後援依頼について

 水村常務理事から、板橋区教育委員会から「茂呂遺跡発掘調査60周年記念講演・シンポジウム」への後援依頼があるとの報告・説明があり、後援を了承した。

報告第121号 入会資格審査について

 池上理事から、2012年度新入会員の入会資格審査日程並びに、入会資格審査委員16名の報告があり、了承した。

報告第122号 理事選挙について

 池上理事から、2012年の理事選挙日程並びに選挙管理委員16名の報告があり、了承した。

報告第123号 2011年度大会について

 池上理事から、「大会実施要項」に基づき、各理事の役割分担が説明され、了承した。

報告第124号 東日本大震災対策特別委員会報告

 渋谷理事から、9月22日時点の会費免除申請者は5年間36名、10年間5名であること、募金額は1,034,008円であることが報告された。続けて、日本学術会議では、東日本大震災にかかわる学協会の活動の全容を把握し、東日本大震災における学術の動向として整理することを目的に、協力学術研究団体に対して活動調査を実施。当会にも調査の依頼があったことから、特別委員会の設置・会長声明・現地視察等のこれまでの活動と、埋蔵文化財の保護と今後の行政による埋蔵文化財の記録保存調査のあり方についての情報収集等の活動計画の回答案を作成したことが報告され、原案通り了承した。続けて、上記の情報収集にあたっては、アンケート調査方式を検討しており、次回理事会には原案を提出する予定であるとの説明があった。

報告第125号 協会図書に係る特別委員会報告

 田中副会長から、9月10日(土)に第2回特別委員会を開催して、@特別委員会の位置づけと役割について協議し、a)協会の決定機関は総会で執行機関は理事会であること。b)特別委員会は総会の下に置かれるが、会長に審議内容を報告し、理事会が総会の議題もしくは報告事項とすること。c)募集要項原案までは本特別委員会が作成し、理事会で決定の後、総会に諮ることを確認した。A所蔵図書に係る問題点の整理と今後の検討事項について協議し、d)図書収集開始から今日までの経緯を説明・確認。e)寄託、独自保管、保管、一括寄贈、分割寄贈の各ケースを検討し、経費面も試算する。f)12月刊行の『会報』174で、アンケート調査を実施する。g)協会から図書送付機関への寄贈停止文書の件については、理事会での再考が要請されたとの報告があった。A−gについては、第72回(2006年度)総会から第76回(2009年度)総会までの総会(抄録)資料が提示され、事実関係を確認した結果、総会の議決事項としては、基本的には図書の寄贈は受けないということであることを、再確認した。

報告第126号 研究環境検討委員会報告

 福永理事から、昨日(9月23日、金・祝)に委員会を開催し、2008年以降実施した「埋蔵文化財の資格制度を考える」と「厳しさを増す研究環境を考える」の2つのシンポジウムで出された意見をとりまとめ、公式サイトに掲載する報告内容を検討したことが報告され、了承した。なお、予算の都合から報告内容はPDF版で作成することになっているが、協会刊行物の頁を割いて掲載する可能性についても、再検討することになった。

報告第127号 社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 岡山理事から、@9月4日(日)に委員会を開催し、『日本考古学』への投稿原稿について、2011年度大会時ポスターセッション内容について、本年度の活動計画と委員会体制について協議したとの報告があり、了承した。

報告第128号 埋文委報告

 近藤理事から、9月幹事会議事録の提示があり、@和歌山県岩出市根来寺旧境内の保存問題につき関係機関に要望書を提出し、和歌山県議会・和歌山県教育委員会から回答を得ているが、内容を吟味しさらに動向を注視してゆく。 A2011年度大会時の情報交換会は、茨城県・栃木県等の東日本大震災の被害・対応に対する報告と出土遺物の取扱いに関する報告を議題とする。B本年度の研修会は、11月19日(土)・20日(日)に、東海大学山中湖セミナーハウスで開催し、出土遺物の取扱いに関する問題点を集中的に議論する予定。C12月刊行の『会報』174で「埋蔵文化財保護対策委員会委員の選任について」を告知し、立候補・推薦候補の募集を行うことが報告され、了承した。

報告第129号 年報について

 北條理事から、『日本考古学年報』64号(2011年度版)の執筆者選定委員案が示され、次回理事会で、決定することを了承した。

以上