理事会開催に先立ち、大会実行委員会の挨拶があった。
石川理事から、本日の出席者は24名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
渋谷理事から、先月理事会で了承された埋蔵文化財の保護と今後の行政による埋蔵文化財の記録保存調査のあり方についての情報収集につき、アンケート調査の原案が提示され意見が交わされた。大会期間中もさらに意見を求めたうえ文書会議にて決定をはかることを了承した。続けて、各地のネットワークによる埋蔵文化財の救済活動実施状況の情報提供があり、これまでに寄せられた募金の一部を埋蔵文化財の救済活動に寄付することを了承するとともに、今後、配分の基本方針を定め1月理事会で決定することを了承したが、翌16日に渋谷理事・佐藤理事から、救済活動の実施状況に鑑み出来るだけ早く執行することが提案された。執行を急ぐ必要性から大会終了後に文書会議にて全理事に意見を求め、まずは岩手歴史民俗ネットワーク・NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク・ふくしま歴史資料保存ネットワークの3箇所に、募金額の一部を活動資金として寄付することの承認を得た。
石川理事から、本日総務会を開催して来年度の正規職員2名の採用につき検討したことが報告され、10月末を期限に限定公募とし、11月中に候補者を決定して1月理事会で承認を求めるスケジュールを了承した。
池上理事から、「大会実施要項」に基づき、日程・役割分担の確認があった。
古瀬理事から、『日本考古学年報』64号(2011年度版)の執筆者選定委員の決定報告があり、委嘱状が手渡され、期日までに執筆者の選定が依頼された。
川名理事から、@本年度の科研費は震災の影響で7割の交付となっていたが、残り3割についても交付されることになり、全額支給となったこと。A32号の頁数が多くなり、当初の印刷予算を若干超過することになったとの報告があり、了承した。