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2012年３月理事会議事録

　藤田理事から、本日の出席者は20名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

　藤田理事から、福岡県の古賀　壽会員が2012年１月27日に、大阪府の岡田　務会員が２月14日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第88号　2012年度予算案について

　白井理事から、2012年度の収入見込み額に対し、各担当理事から提出された予算請求額が上回っていることが報告され、今後、2011年度決算の結果を踏まえて調整し、来月の理事会に予算案を提出するとの説明があり、了承した。

議案第89号　第２回日本考古学協会賞について

　田中副会長から、２月25日(土)に選考委員会を開催して応募のあった10件の審査を行い、大賞１名、奨励賞１名を選考したとの報告があり、承認した。

議案第90号　規則の改正について

　池上理事から、「新入会員資格基準に関する内規」第３条(5)と第５条の改正案の説明とともに、共著の取扱い方について意見が求められた。協議の結果、本改正案は、2013年度の新入会員募集から適用することとし、新理事会への引き継ぎ事項とせず、４月理事会で決定することを了承した。

　続けて池上理事から、「理事選挙規則」第３条（推薦文の文字数）、第５条（投票用紙の記入人数）、第６条（辞退者と中途退任者が出た場合の繰り上げの扱い）の改正案が示された。協議の結果、第３条については現行のままとし、第５・６条については、2014年の理事選挙から施行することを目指して新理事会でさらに検討を進め、2013年度の第79回総会に規則の改正案を諮ることを了承した。

議案第91号　定款等の改正について

　白井理事から、当会が2009年度に一般社団法人に移行してから会計基準の変更があったため、法改正に伴う作成すべき計算書類について、藤田理事とともに３月８日(木)に濱口税理士と面談を行った。第77回(2011年度)総会から改正に基づく書類を作成して報告を行っているが、当会の定款第４章第27条(1)～(3)に記された事業報告書類並びに、会計処理規則(『会報』№161、18～21頁)との齟齬が生じており、法に定められた書類に変更する必要がある。但し、定款の改正には2/3以上の決議が必要なことから、新理事会において小委員会を立ち上げて準備を進め、2013年度の第79回総会に諮ることを提案したいとの説明があった。続けて佐藤理事から、財務事項だけでなく会員の種別等も含めた定款の全体的な見直しが要請され、水村常務理事から、定款内容及び各種規則・規定も含めた検討を行う小委員会である旨の説明があり、小委員会の設置を了承した。

報告第148号　第78回総会について

　池上理事から、総会日程並びに理事の役割分担について説明があり、了承した。

報告第149号　理事選挙について

　池上理事から、２月12日(日)に第２回選挙管理委員会を開催し、小野委員長・飯島副委員長とともに「選挙公報」を作成した。理事定数23名のところ立候補者は17名であった。４月７日(土)に開票作業を行うとの報告があり、了承した。

報告第150号　東日本大震災対策特別委員会報告

　佐藤理事から、復興事業の本格的開始に当たり、被災３県の埋文調査への対応とその準備状況について聞き取りを行い、協会として協力可能な事項について協議することを目的に、２月16日(木)・17日(金)の両日、渋谷委員長、石川理事とともに岩手県生涯学習文化課、宮城県文化財保護課、福島県文化財課を訪問したことが報告され、３県との協議内容が説明された。続けて渋谷委員長から、２月の協議以後の動きについて補足説明があった。また、石川理事からは、震災対応を主たるテーマに文化庁と面談予定である旨の報告があり、いずれも了承した。

報告第151号　陵墓報告

　福永理事から、2011年度の立入り観察を２月23日(木)に実施。対象とした陵墓は、春日向山古墳(用明天皇陵)と山田高塚古墳(推古天皇陵)の２基で、当会からは茂木理事が参加した。詳細については、次号会報で報告するとの報告があり、了承した。

報告第152号　国際交流委員会報告

　新田理事から、３月３日(土)に2011年度第３回委員会を開催し、東洋学・アジア研究連絡協議会への参加継続の是非を協議し、正式に退会することを決定した。来年度予算案並びに国際交流委員会委員長印の作成と管理について協議し、新年度からの採用を決定したとの報告があり、了承した。

報告第153号　協会図書に係る特別委員会報告

　白井理事から、３月17日(土)に第４回標記特別委員会を開催し今後のスケジュールを検討した。４月８日(日)にアンケートの集計を行ったうえ、４月14日(土)に第５回の委員会を開催してアンケート結果に基づき、募集要項案等の検討を行うとの報告があり、了承した。続けて田中副会長から、協会独自で蔵書管理した場合の費用につき、安江委員から説明があった旨の追加報告があり、了承した。

報告第154号　埋文委報告

　近藤理事から、①和歌山県根来寺旧境内の保存問題につき要望書を再提出したが、未だ回答がなく現地の状況を確認したうえで対応を協議する。②来年度予算案、2011年度アンケートの実施状況、埋文委員の改選について、総会前日の埋文委委員会のテーマについて協議したことの報告があり、了承した。

報告第155号　会費高額滞納者について

　水村常務理事から、３万円の高額滞納者21名の報告があり、各理事が分担して再度督促に当たることになった。

報告第156号　事務局報告

　水村常務理事から、次の２件の後援依頼について、いずれも期日が迫っていたことから、事前に後援を了承した旨の報告があり、ともに了承した。

以上
アイコン日本考古学協会
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