理事会に先立ち、倉会長と、大会会場である奈良大学の市川良哉理事長及び千田嘉博学長、坂井秀弥大会実行委員長から挨拶があった。
続けて、佐藤理事から、本日の出席者は24名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
佐藤理事から、滋賀県の八賀 晋会員が2015年10月6日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
小川理事から、新しい公式サイトのトップページのデザイン・構造について画像が提示され、@新たに設ける子ども向けコンテンツについては、佐古理事を中心にワーキンググループを立ち上げて作成する。A公式サイトの色彩・オペレーションについては、HPリニューアル検討小委員会に一任して欲しいとの提案があり、承認した。また、各コンテンツの作成については主に委員会ごとに依頼予定であるとの説明があり、協力が求められた。
佐藤理事から、日本考古学協会著作権規定について、2015年9月理事会での審議を受け修正した規定案が提示され、吉田監事からも条文について補足説明があった。審議の結果、検討を要する条文・文言があることから、各理事に10月31日(土)までに意見の提出が求められ、その上で検討を進めることとなった。
石川副会長から、諸規則・規定等の整備作業部会において、日本考古学協会定款・規則、及び各委員会規定を整合性がとれるように整理し、@日本考古学協会規則については一部軽微な文言修正案の提示があり、A各委員会規定については、項目・条文の統一、並びに一部内容についての修正案が提示された。この修正案については、各担当理事に委員会において再度修正案の検討を重ねて、2015年度会員名簿掲載予定であることから早急に最終案の提示が要請され、了承した。
岡山理事から、『日本考古学年報』68(2015年度版)の執筆者選定委員案が提示され、一部訂正の上、承認した。
馬淵理事から、埼玉県の*会員から退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。
大竹理事から、「大会実施要項」に基づき、日程・役割分担の最終確認があった。
大谷理事から、日本考古学協会定款の改正による3月理事会での次年度予算成立に伴い、予算作成のスケジュールが今年度から変更になる旨の説明があり、各担当理事に対して、期日までに来年度予算案の提出が求められた。
菊地理事から、7月31日(金)に委員会を開催し、@岩手・宮城・福島3県の委員から現在の状況が報告された。A今年度の発掘調査成果報告会を2016年1月30日(土)に宮城県で、1月31日(日)に福島県で開催を予定している。B2016年度は報告書作成を行い、2017年度以降は理事会内に担当理事を設け、対応することを考えている、との報告があり、了承した。
大竹理事から、実行委員会から2015年度奈良大会・分科会T「倭国から日本−考古学と文献史学による飛鳥・藤原京の再検討−」の記録集を刊行したいとの要望がある。現在は著作権の整備に取り組んでいることから、実行委員会の責任で編集・刊行することとしたい、との説明があり、了承した。
佐藤理事から、日本学術会議第1部史学委員会 博物館・美術館等の組織運営に関する分科会から、第82回総会の研究発表セッションの共催依頼があることが説明された。
佐藤理事から、北海道アイヌ協会と学術団体との懇談を積極的に進めて欲しいとの意向が文部科学省からあり、これまでの経緯から佐藤理事・大谷理事が対応するとの説明があり、了承した。