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2011年1月理事会議事録

 藤田理事から、本日の出席者は24名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

 藤田理事から、三重県の和田年弥会員が2010年6月19日に、東京都の渡辺兼庸会員が11月2日に、東京都の重住豊会員が12月8日に、鹿児島県の河口貞徳会員が2011年1月10日に、千葉県の古宮隆信会員が1月17日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第46号 特別委員会準備会の設置について

 白井理事から、10月16日(土)の臨時総会の結果を受けて、菊池会長とともに2010年11月15日〜19日の日程でセインズベリー日本藝術研究所を訪問して陳謝するとともに、覚書の取り消し・諸費用の返金等、今後の対応について協議した旨の報告があった。

 続けて石川理事から、10月17日(日)の臨時理事会で承認された特別委員会準備会の設置につき、①名称は「協会図書に係る特別委員会準備会」とする。②準備会の構成は、理事会から2名(石川・白井理事)、会員から4名(泉拓良会員・熊野正也会員・橋口定志会員・橋本久和会員)、会員以外から1名(NHK解説委員の毛利和雄氏)の計7名とする案が示され、原案通り承認した。なお、原案の承認を受け、2月6日(日)に第1回協会図書に係る特別委員会準備会を開催することになった。

議案第47号 日本考古学協会賞について

 田中副会長から、期日までに5件の応募があり、2月26日(土)に選考委員会を開催するとの報告があり、承認した。続けて岡山理事から、特別賞候補者の説明があり、2月の選考委員会の結果と併せて、3月理事会で決定することを承認した。

議案第48号 第77回(2011年度)総会議題について

 佐藤理事から、報告並びに審議事項の説明があり、原案通り承認した。

議案第49号 会報への投稿原稿について

 石川理事から、協会図書の問題について、会員から『会報』への投稿原稿が提出されている旨の報告があり、協議の結果、事実誤記等の一部訂正を求めたうえ、掲載を承認した。

報告第75号 入会資格審査について

 池上理事から、①2010年12月4日(土)に第1回入会資格審査委員会を開催し、委員長に塚田良道会員、副委員長に阿部朝衛会員を選定した。審査の結果、申込総数80名のうち、資格基準を満たす者76名、保留4名と判断された。②2011年1月8日(土)に、委員長と副委員長による第2回入会資格審査委員会を開催し、保留4名の再審査を行ったが、うち1名は申込を辞退したため、3名について審査の結果、資格基準を満たすと判断された。よって、2011年度新入会員資格基準該当者は79名となり、3月中に全会員に名簿を送付する。③入会資格審査委員会から、「新入会員資格基準に関する内規」第3条に問題点があるとの指摘があり、改善が望まれる、との報告があり、①・②については了承された。また、③については、内規の改正案として次回理事会に議案提出することを了承した。

報告第76号 第77回総会研究発表について

 宮本理事から、口頭発表44本、ポスターセッション23本、セッション6本の構成が報告され、セッションのうち2本は他学会との共催であるとの報告があり、了承した。

報告第77号 公開講座について

 宮本理事から、①第6回公開講座を、2010年12月4日(土)に壱岐市立一支国博物館にて開催し、約60名の参加を得た。②来年度は公開講座の実施を一旦中止して、これまでの講座のブックレット化をはかることを予定していたが、未だに具体化しておらず出版社の目途も立たないこと、及び北海道・東北地域での開催を実施していないことから、来年度は東北地域で第7回公開講座を実施することにしたいとの報告があり、了承した。

報告第78号 陵墓に関する報告

 山田理事から、①2010年11月12日(金)に、新木山古墳(三吉陵墓参考地)の限定公開があり、15学協会38名が参加。2011年1月13日(木)には、高鷲丸山古墳(雄略天皇陵)の立会見学が実施され13学協会22名が参加した。②2010年度の陵墓立入りの準備を進めていること及び、昨年度に実施した陵墓限定公開30周年記念のシンポジウム記録刊行の目途が立ったとの報告があり、了承した。

報告第79号 日本学術会議報告

 石川理事から、日本学術会議から第22期(2011年10月〜2014年9月)日本学術会議会員及び連携会員の候補者に関する情報提供の要請があり、会員中から女性2名を含む6名を候補者として通知した旨の報告があり、了承した。

報告第80号 東洋学・アジア研究連絡協議会報告

 佐藤理事から、2010年12月4日(土)に開催された2010年度総会議事録の提示があり、当会からは国際交流委員会の小野昭委員長に参加いただいた旨の報告があり、了承した。

報告第81号 研究環境検討委員会報告

 土生田理事から、本日(1月22日)午前中に委員会を開催し、「厳しさを増す研究環境を考える」九州シンポジウムの開催について並びに、来年度の活動計画について協議したことが報告された。また、現在の委員会構成中の理事5名のうち3名が、2期4年目であることから、2011年度中に理事の補充をしておきたいとの説明があり、了承した。

報告第82号 国際交流委員会報告

 新田理事から、2010年11月27日(土)に、2010年度第2回委員会を開催したことが報告され、①アジア各国の歴史教科書分析成果については、第77回総会でポスターセッションを行う。②アジア考古学四学会合同講演会は、「考古学から見たアジアの焼き物」をテーマに2011年3月6日(日)に、明治大学において開催する。講演内容のブックレット化については、高志書院から刊行することになった。③昨年9月の理事会で取扱いにつき提案のあった徳島県;板東俘虜収容所跡の英文コンテンツ掲載については、掲載を取り止めることになったとの報告があり、了承した。

 続けて西藤理事から、2011年7月5〜8日に、世界考古学会議(World Archaeological Congress)の北京中間大会「東および東南アジアにおける文化遺産マネジメント」が、北京の社会科学院考古学研究所にて開催されるとの報告があった。

報告第83号 社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 岡山理事から、明日(1月23日)に委員会を開催し、第77回総会時のポスターセッション、及びセッション内容について協議するとの報告があり、了承した。

報告第84号 埋文委報告

 近藤理事から、2010年10月〜2011年1月幹事会議事録の提示があり、①沖縄県石垣市白保竿根田原洞穴の保存問題については要望書を提出。その他、愛媛県松山市文京遺跡、山梨県甲府市甲府城跡石垣、福岡県北九州市城野遺跡等の保存問題について協議した。②3月19・20日に明治大学にて研修会を実施する。③(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団が、県出資法人経営評価委員会の中間評価結果で解散の評価となったことが報告され、了承した。

報告第85号 機関誌の刊行について

 川名理事から、『日本考古学』第31号の編集進捗状況並びに、原稿の査読について報告があり、了承した。

報告第86号 会費高額滞納者並びに2011年度予算案について

 白井理事から、30,000円の会費滞納者44名の報告があり、各理事が分担して督促に当たることになった。併せて各担当理事に、2011年度予算案の提出が要請された。

報告第87号 事務局報告

 水村常務理事から、次の2件の後援依頼について報告・説明があり、ともに了承した。

①日本旧石器学会並びに第4回アジア旧石器協会日本大会実行委員会から「Dual Symposia第4回アジア旧石器協会(APA)日本大会シンポジウム旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性」への後援依頼。②駒澤大学禅文化歴史博物館から「考古資料展5 擦文−北海道川上郡標茶町二股遺跡第3地点の住居跡と遺物」への後援依頼。

以上