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2012年9月理事会議事録

 田中理事から、本日の出席者は22名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

 田中理事から、滋賀県の北川吉明会員が2011年11月30日、長野県の高橋 桂会員が2012年7月28日、新潟県の甘粕 健会員が8月4日、山形県の冨水慶一会員が8月22日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第116号 『日本考古学年報』65号の執筆者選定委員について

 川名理事から、『日本考古学年報』65号(2012年度版)の執筆者選考委員(案)が提示され、原案通り承認した。

議案第117号 埋蔵文化財保護対策委員の追加選考について

 馬淵理事から、未選出となっていた岐阜県の委員1名の報告があり、選考を承認した。

議案第118号 協会図書に係る特別委員会からの検討依頼について

 橋口理事が体調不良のため出席がかなわず、当該委員会の委員でもある白井監事に議案の趣旨説明の依頼があった。これを受けて白井監事から、特別委員会としては一括寄贈の公募に先立ち、寄贈先候補の予備調査を進めているところであるが、万が一応募がなかった場合に備えて図書を協会で一括所蔵する場合の「事務所の移転」と「年会費の値上げ」についても検討しており、これについて特別委員会から理事会に意見を求める旨の説明があった。審議の結果、特別委員会の独立性に鑑み、特別委員会の方向性が定まっていない段階で、理事会から意見を述べることはそぐわないため回答はせず、特別委員会委員から理事会での協議内容を説明することになった。

議案第119号 後援依頼並びに共催依頼について

 水村常務理事から、次の2件の後援依頼について報告・説明があり、Aについては承認したが、@については審議の結果、発掘調査報告書等の冊子体(紙媒体)の廃棄に繋がる懸念があるなど、複数の異論が示され、現段階では後援を見送ることとなった。

議案第120号 退会の承認について

 *未納会費のある会員については、未納額の納入を併せて求めることとした。

報告第182号 入会資格審査について

 池上理事から、2013年度新入会員の入会資格審査委員17名の報告があり、承認した。

報告第183号 2012年度大会について

 池上理事から、「大会実施要項」に基づき、各理事の役割分担・日程の確認があるとともに、大会実行委員長でもある髙倉副会長から、会場について補足説明があり、承認した。

報告第184号 東日本大震災対策特別委員会報告

 近藤理事から、8月16日(金)に行われた幹事会の報告があり、@7月理事会で検討要請のあった、英文コンテンツでの東日本大震災関連情報の掲載については、機関誌の電子化・国際化と無関係ではないことから、機関誌の電子化・国際化検討会の方向性がみえた段階で文案の作成作業に取りかかること。A現地では復興計画が遅れており、埋蔵文化財調査が復興の足かせとならないよう注意を払うこと。B次回の委員会を10月の福岡大会に併せて開催する予定であること。C原発事故による警戒区域内から文化財の搬出作業が始められたものの、原発事故により汚染された文化財の搬出・保管の問題については今後の課題であるとの報告があり、承認した。

報告第185号 協会図書に係る特別委員会報告

 議案第118号の前書きに記載のとおり、病欠の橋口理事に代わって白井監事から、8月26日(土)に第8回協会図書に係る特別委員会を開催し、図書の一括寄贈と一括協会所蔵について検討を行ったこと。協会所蔵図書寄贈先に関する予備調査への応募が1件あった旨の報告があり、承認した。

報告第186号 定款・規則等の見直しに関する検討会報告

 髙倉副会長から、8月及び9月理事会開催前に行われた定款・規則等の見直しに関する検討会の報告があり、定款の改正案が提示された。定款の改正については、さらに十分な検討を行う必要があることから、再来年の2014年の総会に諮る予定で準備を進めるとの報告があり、承認した。

報告第187号 機関誌の電子化・国際化検討会報告

 田中会長から、@8月22日(水)に近藤理事とともに、日本学術振興会研究助成第二課の課長並びに主任と面談し、今回の科学研究費助成事業の大幅改正について意見交換した。A8月24日(金)に第1回機関誌の電子化・国際化検討会を開催して、先の面談内容を報告・協議の結果、和文誌『日本考古学』は従前通りに刊行するが、別途、電子英文ジャーナルを新設して11月に2013年度科学研究費の申請を行うとの報告があり、承認した。なお、電子英文ジャーナルの編集委員の人事案等も含む詳細については、10月理事会の議案として提案することになった。

報告第188号 埋文委報告

 馬淵理事から、9月幹事会議事録の提示があり、@大阪歴史学会による「文化財保護の立場から根来を考える−根来寺遺跡(旧県会議事堂移転予定地)報告書の検討会」に、橋口理事・馬淵理事・山川委員の3名が出席し、問題点の把握及び今後の対応を検討した。A7月22日(日)に開催された静岡県沼津市高尾山古墳のシンポジウムに、近藤理事・矢島委員長・松崎事務局長・舘野委員が参加し、今後の対応を検討した。Bこれまでの埋文委関係文書資料をデータ化し保存するとともに、それらを後世に引き継ぎ、閲覧できる体制を構築してゆく。C福岡大会時の情報交換会とポスターセッションについて協議したこと報告され、承認した。続けて西藤理事から、奈良県北葛城郡上牧町の九渡古墳群の毀損問題につき説明があり、事実関係を把握したうえで対応を検討することになった。

報告第189号 公開講座について

 大竹理事から、12月2日(日)開催予定の第7回公開講座については、現地の担当者と調整を行っている旨の報告があり、承認した。

以上