黒沢理事から、大会実施要項に基づき、理事役割分担の確認があった。また、大会分科会記録の刊行が予定されているとの報告があり、了承された。
菊池理事から、2007年1月19日(土)に明治大学駿河台キャンパスにおいて、日本考古学協会・西アジア考古学会・東南アジア考古学会・日本中国考古学会の4学協会共催による公開講演会「近年のアジア考古学研究の成果と国際協力(仮題)」の進捗状況につき、報告があった。
菅谷理事から、大会時のポスターセッションの際に、「高松塚・キトラ古墳の取り扱いについてのアンケート調査」を実施するとの報告があり、了承された。
佐古理事から、「歴史教科書を考える 第2号」の提示があり、今春総会時のアンケート調査結果の集約も記載されていることが報告された。続けて岡内理事から、①小学校の社会科教科書に縄文時代が復活する方向になったが、社会科教科書については小学校にとどまらず、様々に検討する問題があり、今後とも活動を続けていくこと。②会員から、沖縄戦の記述問題に対する対応について問い合せがあり、今後、検討をはかることが報告され了承された。
松本理事から、夏期研修会を東海大学のセミナーハウスにおいて10月6・7日に開催し、①文化財保護行政の現状と課題(新潟県における中越地震への対応について、民間調査組織の活用について、文化庁ヒアリングについて、早稲田大学の資格認定制度について)、②埋文委の内規改正に伴う次期委員選出手続きについて、③各地の保存問題(平城宮跡、岸和田古城、鞆の歴史的景観保全問題)について協議したことが報告され、了承された。続けて橋本久和理事から、民間調査組織導入の実態把握の必要性が提起され、この問題については、研究環境問題検討委員会でも検討していることから、両委員会で協同して検討を進めることが了承された。
小笠原理事から、前回理事会で設置が了承された「協会設立60周年記念事業検討小委員会」を本日開催して、①記念講演会の開催、②出版物の刊行、③パネル展示、④モース以前の日本考古学の研究からなる原案をまとめたことが報告され、予算措置もあることから次回理事会にて、より具体的な提案を行うことが了承された。
髙倉理事から、中世総合資料学研究会シンポジウム実行委員会より「シンポジウム中世総合資料学の実践−間宮海峡から琉球弧へ−」への後援依頼が提出されている旨の報告があり、了承された。
松本理事から、表記声明の採択と冊子の紹介があり、各学会に対して具体的な取組が要請されていることから、今後、研究環境検討委員会で検討することが報告された。