HOME > 理事会 > 2007年3月

2007年3月理事会記録

1.会員の訃報及び動向について

 萩原理事から、岡山県の西川宏会員が2007年1月30日に、愛知県の鈴木茂夫会員が2月23日に、同県の安達厚三会員が3月10日に、長野県の塩入秀敏会員が3月18日に亡くなられた旨の報告があった。

2.第73回総会について

 丹羽理事から、第73回(2007年度)総会時の理事役割分担案の説明があり、原案通り了承された。

3.協会所蔵図書の扱いについて

 萩原理事から、表記問題につき、1月理事会に提出された施設整備検討小委員会の結論に対する検討が要請され、意見が交わされたが、結論に至らず4月理事会にて、最終決定をはかることになった。

4.著作権問題について

 伊藤理事から、機関誌『日本考古学』への執筆者が、自身の執筆論文をホームページ等に転載する場合の扱いについては、①論文の転載は1年間は控えてもらい、併せて協会の承諾を得ること。但し、論文要旨についてはその限りではない。②この条件は、今後、機関誌投稿規定に記載することが報告され、了承された。なお、機関誌以外の協会刊行物の著作権については、別途、包括的に定める必要があることから、さらに検討を進めることになった。

5.公開講座について

 大竹理事から、3月18日(日)に、群馬県太田市学習文化センターにおいて、日本考古学協会第2回公開講座を開催し、200名近い参加者を得たこと、当日実施したアンケート調査内容が報告されるとともに、会場確保の問題や肖像権の問題等、今後の課題についても報告があった。また、当日は同会場において、社会科教科書問題のポスターセッションも開催し、こちらについても反響があった。

6.国際交流小委員会報告

 橋本裕行理事から、3月10日(土)に委員会を開催し、①海外からの問い合せに対するQ&A原案を検討するとともに、本年度開催予定のシンポジウム企画について、その方向性を確認した。②『日本考古学』への外国人による投稿については、各委員が打診を行い、機関誌編集委員会に候補者を推薦する旨の報告があり、了承された。

7.規則等検討小委員会報告

 萩原理事から、会報No.160に掲載して会員の意見を求めていた「事務局規則(案)」と「会計処理規則(案)」に対し、1件の意見が寄せられた旨の報告があり、その意見を踏まえた2本の原案が提示され、原案通り了承された。

8.研究環境検討委員会報告

 髙倉理事から、本日、委員会を開催し今後の方向性と課題を確認したことが報告され、了承された。

9.会費高額滞納者について

 青木事務局長から、10名の名簿が提示され、期日をもって会員資格喪失の手続きをとることが報告された。

10.埋文委報告

 松本理事から、2月・3月幹事会の報告があり、①高知城の保存問題につき、3月9・10日に現地視察を行い、早急に要望書の送付も行う。②かながわ考古学財団の廃止問題については、その動向を注視していくとともに本格的な協議が必要である。③関東甲信越静地域連絡会が、3月10日に発足した等の報告があった。

11.その他

①理事の辞任について

 西谷会長から、前川理事から辞任届けが提出されている旨の説明があり、協議の結果、所定の書式への書き直しを求めたうえで、受理することが了承された。なお、辞任に伴う欠員については、次回理事会にて検討することになった。

②近世窯跡の盗掘問題について

 西谷会長から、佐賀県等で急増している近世窯跡の盗掘問題の報告があり、併せて市町村合併に伴う文化財行政への影響が協議された。

以上