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2007年5月理事会記録

1.第73回総会について

 丹羽理事から、『実施要項』並びに『総会資料』に基づき、理事役割分担・時間配分の確認があった。

2.理事の欠員補充について

 青木事務局長から、次点の小笠原好彦会員から理事就任の了承を得たこと、先の選管副委員長である上野修一会員が明日の総会で報告し承認を得ることになるとの報告があった。続けて、新理事の任期・役割分担については、前川前理事の残任期間並びに担当(国際交流・研究環境整備)であることが確認された。

3.陵墓報告について

 橋本裕行理事から、2007年度における陵墓の調査について、宮内庁から回答があった旨の報告があり、平成19年度陵墓保全整備工事一覧の提示があった。

4.倫理綱領の英訳化について

 菊池理事から、WACの倫理規約起草委員会委員である会員から、委員会の参考資料として協会の倫理綱領があがっており、ついては倫理綱領の英訳化が検討されているか、検討されていない場合には、非公開版として仮翻訳版を作成してもよいかとの問い合わせがあるとの報告があった。この件について検討の結果、仮翻訳ではなく正規の翻訳文を作成して公開する方向で進めることが了承され、まずは国際交流小委員会で原案を作成したうえ、理事会に諮ることになった。なお、翻訳作業にあたっては、法律の専門家等にも加わってもらう必要性も提案された。

5.東洋学・アジア研究連絡協議会報告

 岡内理事から、5月12日に開催された2007年度第1回総会の報告があり、①「アジア研究委員会の設置に関する提案」成案の作成については、日本学術会議の動向を踏まえて、本年末まで「提案」の文書を凍結することになった。②日本学術会議史学委員会所属ICANAS小委員会は、4月27日の委員会において2012年の第39回国際アジア・北アフリカ研究会議(ICANAS)の日本招致を決定し、東洋学・アジア研究連絡協議会に対して、協力要請がなされたことからこれを協議し、協議会としては協力・賛同の方向で取り組むことを了承した。また、各学協会に対しても本件に対する検討が要請されたとの報告があった。②の第39回ICANASについては、国際交流小委員会で内容の検討をはかり、次回の理事会で再度とりあげることになった。

6.埋文委報告

 橋口理事から、①本日、全国委員会を開催し、27日にはポスターセッションを行うとの報告があり、2006年度の埋蔵文化財保護をとりまく状況調査結果の提示があった。②仙台市の与兵衛沼窯跡の保存問題につき、本日、酒井清治委員が現地に赴いて状況確認を行った。今後の要望書提出について検討を進める。③高速道路から世界遺産・平城京を守る会から、活動資金カンパへの協力要請がある旨の報告があり、前回同様額の支援が了承された。また、神奈川の文化財の未来を考える会から、総会時における署名収集及び広報活動の依頼がある旨の報告があり、昨秋の愛媛大会でも実施しており実行委員会側も承諾していることから、要請は了承された。

7.その他

 ①辻理事並びに髙倉理事から、博物館法改正問題について、その後の状況報告があった。

 ②松本理事から、社会科教科書問題に関するマスコミの対応について、資料の提示があり、大竹理事からも、今後の具体的提言にむけて情報提供の要請があった。

以上