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2014年3月理事会議事録

 古瀬理事から、本日の出席者は20名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

 古瀬理事から、東京都の黒川哲朗会員が2013年11月27日、奈良県の豆谷和之会員が12月10日、奈良県の荻田昭次会員が2014年1月6日、宮城県の高野芳宏会員が2月2日、岐阜県の田口昭二会員が2月10日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第183号 第4回日本考古学協会賞について

 川名理事から、2月26日(水)に選考委員会を開催し、応募のあった6件の審査を行い、大賞1名、奨励賞2名を選考したとの報告があり、承認した。

議案第184号 日本考古学協会定款・規則改正案について

 定款・規則等については、髙倉副会長が欠席のため定款・規則等見直し検討会に加わっている吉田監事から、3月15日(土)に検討会を開催し、一般社団法人日本考古学協会定款改正案、及び一般社団法人日本考古学協会規則案の一部文言の訂正案について審議した。訂正部分は、総会時に説明することで、承認した。

議案第185号 前・中期旧石器問題関係資料について

 3月理事会報告第268号で了承された、前・中期旧石器捏造問題検証時の特別委員会資料について、説明予定であった矢島國雄委員が出席できなくなったため、4月理事会で改めて審議することとなった。

議案第186号 2014年度予算案について

 大工原理事から、2014年度の収入見込み額に対し、各委員会から提出された予算請求額が上回っていることが報告され、今後、2013年度決算の結果を踏まえて調整し、4月理事会に予算案を提出するとの説明があり、承認した。

議案第187号 学習指導要領案の改訂に対する声明について

 谷口理事から、社会科・歴史教科書等検討委員会では、小学校の歴史教科書に旧石器時代の記述がない現状について、旧石器時代が的確に取り扱われるよう、学習指導要領の改訂に向けて議論が始まる来年度に合わせ、総会時に「小学校学習指導要領案の次期改訂に対する声明」を出すことを計画しているとの説明があり、原案が提示された。案文についてはさらに検討した上で、声明文の提出を承認した。

議案第188号 会報等の電子化について

 小川理事から、会報等冊子体や総会・大会での研究発表の電子化について、広報委員会で検討する方向であるとの説明があった。協議の結果、会員としての利点、著作権等の問題など、慎重に検討する必要があるとの指摘があり、会員から要望のあった総会・大会での研究発表の電子化等の課題から検討を行うことで承認した。

議案第189号 会費納付システムの検討について

 長瀬常務理事から、現在の会費納付方法について、会員の利便性の向上や総会・大会の受付で高額の現金を取扱うことの危険性から、郵便振替及びコンビニエンスストアでの会費納付方法への変更について改正案の提示があった。移行については、他システムの検討、便利性、費用対効果、会員の意見など、現状と比較して総合的に判断しつつ、検討を進めることで承認した。

議案第190号 退会の承認について

 馬淵理事から、* 2013年度をもっての退会届け、* 2014年度をもっての退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。なお、* 会員からの退会届けについては、日本考古学協会に寄与した会員であることを考慮した対応をする必要があるとの意見があり、名誉会員として検討することで、継続審議とした。

報告第269号 第80回総会について

 池上理事から、第80回総会日程並びに理事役割分担(案)の説明があり、一部修正のうえ、了承した。

報告第270号 理事選挙について

 池上理事から、2月21日(金)に第2回選挙管理委員会を開催し、飯島委員長・清水副委員長とともに「選挙公報」を作成した。立候補者は23名であり、4月5日(土)に開票作業を行うとの報告があった。続けて馬淵理事から、担当理事であるが立候補しているため開票作業には出席しないとの説明があり、今後は2期目の理事が担当することで了承した。

報告第271号 第1回将来構想検討小委員会報告

 田中会長から、第1回将来構想検討小委員会を開催し、中・長期的展望を視野に入れ、各事業分野での現状の整理と課題の抽出を行ったことが報告された。各委員会において、提示された検討課題について協議することで了承した。

報告第272号 協会図書に係る検討小委員会報告

 松尾副会長から、3月1日(土)に第5回委員会を開催し、第80回総会における寄贈先決定を想定し、@総会後の検討課題・日程について、A2014年度予算についての検討を行ったことが報告され、了承した。

報告第273号 東日本大震災対策特別委員会報告

 菊地理事から、1月25日(土)に岩手大学工学部銀河ホールで、26日(日)に仙台市博物館ホールで「東日本大震災復興に伴う発掘調査の成果報告会」を開催し、25日(土)は91名、26日(日)は130名の参加を得て、活発な討論が行われたことが報告された。続けて、1月26日(日)に2013年度第4回委員会を開催し、@岩手・宮城・福島3県の現状報告、A岩手・宮城・福島3県に現地視察・聞き取り調査報告と課題の抽出、B第80回総会のセッションについての検討、C次年度の「東日本大震災復興に伴う発掘調査の成果報告会」について検討したことが報告され、了承した。

報告第274号 国際交流委員会報告

 新田理事から、2月8日(土)に2013年度第2回委員会を開催し、@来年度の事業計画について検討を行い、来年度のアジア考古学四学会合同講演会は「農耕」をテーマに開催する予定である。A来年度以降の新規事業及び将来計画について審議し、海外への情報発信・一般への還元・海外考古学情報提供などの会員へのサービスを観点として、新規事業を展開していく方向であるとの説明があり、了承した。

報告第275号 社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 釼持理事から、3月16日(日)に委員会を開催し、@第80回総会で実施するセッション・ポスターセッションについて検討を進めた。A2014年11月に東京学芸大学において、「小・中学校段階における歴史学習と考古学の役割」をテーマに、歴史教育に主眼を置いたシンポジウムを実施する。B「小学校学習指導要領案の次期改訂に対する声明」について、原案を作成したとの報告があり、了承した。

報告第276号 広報委員会報告

 馬淵理事から、3月14日(金)に委員会を開催し、@公式サイトと英文機関誌との連携について整理するため、近藤理事が英文機関誌編集委員会の溝口孝司編集長と協議した。公式サイトと英文機関誌『Japanese Journal of Archaeology』との関係については引き続き調整する。Aマスコミ対応等についてマニュアルの作成に取り組む、との報告があり、了承した。また、各委員会の活動において広報活動を行う際の連絡が要請され、他の委員会との相互連絡の必要性が認識された。

報告第277号 研究環境検討委員会報告

 小川理事から、@長野大会時のポスターセッションを基礎に、第80回総会においてポスターセッションを実施し、実態を調査するためアンケートを行う予定である。A来年度以降の体制について、理事会翌日の3月23日(日)に委員会を開催し検討することが説明され、了承した。

報告第278号 埋蔵文化財保護対策委員会報告

 馬淵理事から、2月22日(土)に委員会を開催し、@大分県杵築市杵築城遺跡の保存と活用について要望書を提出した。回答を受け、3月下旬に杵築市と面談を行う予定である。A第80回総会におけるポスターセッションの内容について検討を行った旨が報告され、了承した。

報告第279号 会費高額滞納者について

 長瀬常務理事から、1月理事会において督促を要請した3万円の高額滞納者について、会費納入が確認されていない会員に対し、各理事に改めて督促を要請した。

その他

 近藤理事から、日本学術振興会の委員である同志社大学の鋤柄俊夫氏と面談を行い、日本学術振興会賞や特別研究員の募集について、積極的な応募の依頼を受けたとの報告があった。

以上