藤田理事から、本日の出席者は25名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
藤田理事から、熊本県の野田拓治会員が2013年12月30日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
矢島國雄会員から、前・中期旧石器捏造問題検証時の特別委員会関係資料について、これまでの経緯説明があり、協議の結果、日本考古学協会で資料を保管することで承認した。
大工原理事から、2013年度決算は各種委員会の努力によって支出が抑えられたことにより繰越金額が生じたとの報告があり、これを承認した。また、吉田監事から、基金と東日本大震災募金特別会計について、今後、貸借対照表に反映していくことを考えているとの説明があり、承認した。
大工原理事から、@繰越剰余金を盛り込んだ収入見込み額に対し、各委員会から提出された予算請求額が上回っていたため、各事業の見直しを図った上で、2014年度予算案を作成した。A東日本大震災募金については、発掘調査の成果報告会を本年度も開催する予定であることから、昨年度の結果を踏まえ前年より増額の予算案となったことが報告され、原案どおり承認した。
橋口理事から、各都道府県の委員名簿が提示され、福岡県の2名は未確認のため再度選出すること、また宮崎県の委員の追加を検討中であることが説明され、審議の結果、福岡県の2名を除き原案を承認した。
剱持理事から、現委員の退任に伴う委員公募の結果、期日までに6名の応募があり、4月19日(土)に委員会を開催し、新規委員4名を選出したことが説明され、原案通り承認した。
谷口理事から、2014年3月理事会での意見を受け、4月19日(土)の社会科・歴史教科書等検討委員会において、「小学校学習指導要領案の改訂に対する声明」案について再検討を行ったことが報告され、案文が提示された。審議の結果、原案を承認し、第80回総会で声明文を発表することとなった。
新田理事から、国際交流委員会では、協会公式サイト上で国外の考古学関連の情報提供を行う新規事業の立ち上げを検討している、との説明があった。審議の結果、情報整理の人員等については一部変更の上、サイト上での情報提供事業について承認した。
田中理事から、第79回総会時に会員から要望のあった他国由来の考古学資料の取り扱いについて、情報収集を行うための勉強会の開催を検討している、との説明があった。理事改選時のため詳細は次の理事会での継続審議事項とし、総務担当理事が中心となり勉強会を行う方向性で承認した。
*会員から2013年度をもっての退会届、*会員からは2014年度をもっての退会届が提出されている旨の報告があり、退会を承認した。
池上理事から、4月5日(土)に第3回選挙管理委員会を開催して開票作業を行い、23名の理事と次点者1名を選出したこと、投票率は25.1%であったとの報告があり、了承した。
2014年度新入会員資格基準該当者に対し、会員から異議の申し立てを受け付けたところ、期日までに異議の申し立てはなかった。よって、2014年度新入会員の入会資格審査は、申込み総数61名、うち3名が資格基準に該当せず、58名が内定者となり、5月17日の第80回総会にて承認を受けるかたちとなったことが報告され、了承した。
池上理事から、「総会実施要項」に基づき、日程並びに理事の役割分担の確認があり、了承した。
近藤理事から、本年度の科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果公開促進費・国際情報発信強化の交付が内定したとの報告があり、了承した。
小川理事から、3月23日(日)に委員会を開催し、@2014年度の体制について検討を行ったこと、A第80回総会で行うポスターセッション、及びアンケートの内容について協議したことが報告され、了承した。
剱持理事から、4月19日(土)に委員会を開催し、@現委員3名の退任に伴う公募の結果を受け、新委員の選考を行った。A「小学校学習指導要領の改訂に対する声明」の文案を検討し、修正を加えた。B第80回総会で行うセッション、並びにポスターセッションについて、内容や進行等の検討を行ったことが報告され、了承した。
清家理事から、@2013年度の立入り観察を2月21日(金)に実施。対象とした陵墓は、野口王墓古墳(天武天皇持統天皇檜隈大内陵)で、当会からは森岡理事と清家理事が参加した。A5月11日(日)に「陵墓の立入り観察の成果と課題を考える学習会」を行うとの報告があり、了承した。
菊地理事から、1月26日(日)に開催した2013年度第4回委員会議事録が提示され、@岩手・宮城・福島3県の委員からの復興事業に伴う埋蔵文化財調査の現状報告、A2013年11月〜1月の現地視察報告を行ったことが報告された。また、3月4日(火)に埋蔵文化財保護対策委員会と合同で文化庁と面談したことが報告され、了承した。
馬淵理事から、2014年3月・4月幹事会議事録の提示があり、@大分県杵築市杵築城遺跡の保存について、3月28日(金)に現地を視察し、杵築市教育委員会と懇談を行った。A3月4日(火)に東日本大震災対策特別委員会と合同で文化庁と面談し、主に東日本大震災に関わる埋蔵文化財の各種問題について、意見交換を行った。B2013年度アンケートの実施状況、埋蔵文化財保護対策委員の改選について、第80回総会前日の委員会の議題について協議したのと報告があり、了承した。
馬淵理事から、2011年度〜2013年度会費30,000円の滞納により下記の5名が会員資格を喪失したとの報告があり、了承した。なお、滞納会費の督促については継続する。*
長瀬常務理事から、かねてからの検討事項であった名誉会員について、定款の改正が第80回総会で承認された後、速やかに規定を整備する必要性があることが説明された。
長瀬常務理事から、第79回総会時に会員から要望のあった各委員会の構成員の公開について継続審議となっているが、理事改選後の対応について、改めて確認を行った。
長瀬常務理事から、理事改選にあたり円滑な業務引継ぎを行うために、各理事の現担当について引継書の作成が説明された。
第80回総会では定款改正があり、議決には総会員の3分の2が必要である。長瀬常務理事から、総会出席者・委任状を合計しても、未だ必要数に満たないため、各理事に、より一層の委任状・出欠葉書の提出の呼び掛けが要請された。なお、FAXでの送付についても法的に認められることを確認した。
長瀬事務局長から、第80回総会時の理事改選に伴う法的な手続きについて説明があった。