宮本理事から、本日の出席者は25名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。
宮本理事から、熊本県の古閑三博会員が2014年2月16日、山口県の前田 勲会員が5月17日、愛知県の安藤雅之会員が6月7日、大阪府の藤井直正会員が6月15日、福島県の戸田有二会員が7月8日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。
清家理事から、3名の委員候補者案の説明があった。協議の結果、1名追加して6名体制とすることで、追加委員候補者案が提示され、承認した。
大竹理事から、今年度の第9回公開講座については、発掘40周年を迎える東京都の鈴木遺跡をテーマに行いたいとの説明があり、原案通り承認した。なお、開催日程は2015年3月7日(土)の予定である。
石川副会長から、第80回総会で一般社団法人日本考古学協会定款の改正が承認されたが、新定款と規則には、規定・基準等で補完すべき項目があることが説明された。定款・規則等見直し検討会の委員である吉田監事から、見直しを順次行っていくが、まず名誉会員と賛助会員についての検討から取り組むとの補足説明があり、承認した。
石川副会長から、賛助会員・名誉会員について規定案が提示され、説明があった。審議の結果、賛助会員については、対象・会費・権利等検討課題が多いことから、さらに検討を重ねることとなった。名誉会員については、規定の制定が急がれることから、年齢・在籍年数・功績などをふまえて、今後の会員数・対象会員の推移などのシミュレーションを行った上で、次回の理事会までに修正案を作成する。また、賛助会員と名誉会員の規定を別に定めることで、承認した。
髙倉会長から、高齢会員の名簿が提示され、各理事に、折にふれて高齢会員の確認に当たることが要請され、承認した。
馬淵理事から、2015年度新入会員(正会員)の入会資格審査日程、並びに入会資格審査委員候補者案の提示があり、原案通り承認した。
佐藤理事から、東日本大震災対策特別委員会の被災市町村への聴取り調査より、復興交付金の期限が平成27年度末に設定されており、期限までに発掘調査及び報告書刊行まで含めた全ての復興調査業務を完了することは困難である。よって、10月の2014年度大会時に、「東日本大震災復興事業に伴う埋蔵文化財関係予算措置の延長要望に関する声明」を出すことを計画しているとの説明があり、原案が提示された。案文についてはさらに検討した上で、声明文の提出を承認した。
橋口理事から、協会図書に係る検討小委員会では、図書の受入を再開し継続して奈良大学に送る方針で、必要経費等を考査している旨の説明があり、その試算が示された。これに対して、図書の一括寄贈に至るまでの経緯や関係機関に受入停止の文書を送付していること、受入を再開すると、受入とその転送のための事務経費が継続的に発生することなどを勘案し、慎重な対応が必要との意見も出され、協会として経費を抑えつつ継続して奈良大学の集書に協力していくための最善の方法を検討していくこととなった。
釼持理事から、社会科・歴史教科書等検討委員会で計画している11月8日(土)開催予定のシンポジウムについて、計画案が提示され、東京学芸大学へ共催依頼を行いたいとの説明があり、原案通り承認した。
田中理事から、デザイン会社へ見積もりを行った結果、予算内で作製が可能であり、レターヘッドの作製をデザイン会社へ依頼した。2点のロゴデザイン案から、協議の結果、一方を協会のロゴデザインとして選定し、レターヘッドの作製作業を進めることで承認した。
大工原理事から、高額滞納で会員資格を喪失した元会員の名簿が提示され、滞納会費の督促を継続して行うことで承認した。
宮本理事から、**会員から退会届けが提出されている旨の報告があり、退会を承認した。
橋口理事から、富山県の委員1名の追加選出の報告があり、選考を承認した。
大竹理事から、2014年度伊達大会時の理事役割分担(案)の説明があり、了承した。
橋口理事から、7月19日(土)に委員会を開催し、@協会所蔵図書の受入れ等に関する今後の方針、受入れを再開した場合の諸経費等について検討を行った。A奈良大学・奈良大学図書館との協議事項や契約手続きについて協議したことが報告され、了承した。
清家理事から、7月16日(水)に宮内庁との陵墓懇談を行い、13学協会19名が参加したこと。懇談に先立ち、明治大学博物館教室において全体会議を行い、本年度の陵墓保全整備工事について、今後の立入り観察対象について協議したことが報告され、了承した。
田中理事から、7月13日(日)に第2回編集委員会を開催し、@『Japanese Journal of Archaeology』vol.2について、進捗状況から12月刊行とし、イギリスで行われる理論考古学会で宣伝活動を行う。A発掘状況や遺物の写真を自由に使用できるような、新セクション「ギャラリー」の作成を検討しており、関係する委員会とも調整したいことが報告され、了承した。
菊地理事から、5月17日(土)、及び7月11日(金)に委員会を開催し、@2014年度の活動計画を協議した。「東日本大震災復興に伴う発掘調査の成果報告会」は、2015年1月31日(土)に岩手県で、翌2月1日(日)に福島県で開催予定である。A10月の大会時に「東日本大震災復興事業に伴う埋蔵文化財関係予算措置の延長要望に関する声明」を出すことを検討し、文案の作成を行った。B復興調査現地説明会の情報の協会公式サイトへの掲載を検討していることが報告され、了承した。
橋口理事から、7月幹事会を開催し、@要望書を提出した杵築市杵築城遺跡の保存が決定し、シンポジウムに馬淵理事・橋口理事が参加する。A沼津市高尾山古墳について、現状視察の報告があり、静岡県知事との面談を予定している。B埋文委アンケートの総括を行い、今後の見通しについて議論するための研修会を行う予定である。C大会時の埋文委情報交換会について打合せを行った等の報告があり、了承した。
小川理事から、7月12日(土)に委員会を開催し、@マスコミへの対応について、連絡先・連絡方法等の確認を行った。A他団体等によるイベント情報や復興調査現地説明会の情報の掲載依頼にあたり、受付フォームを整備する。B総会・大会等における研究発表の動画公開について、公開する場合に必要な条件の整理や、必要な人員・機器等を把握するために実際の試行を検討しているとの報告があり、了承した。
小川理事から、7月12日(土)に第1回委員会を開催し、@土生田委員長が2014年5月で任期満了となり、今年度の委員会体制は、委員長に浜田晋介委員、副委員長に小川 望理事を選任した。また、また5名の委員が退任したことから、新委員5名の選出について協議した。A第80回総会におけるポスターセッションの状況を踏まえ、2014年度大会では「厳しさを増す研究環境」のポスターセッションを行う。B今後の検討課題について整理したことが報告され、了承した。
長瀬常務理事から、標記の応募の説明があり、各理事に積極的な推薦への取り組みが要請された。
長瀬常務理事から、第80回総会で配布した資料の誤発送について経過報告があり、未発送会員への送付は完了したこと。誤発送に伴って発生した費用については、発送委託業者が負担することで協議済みであることが説明され、また、再発防止の取組みにも言及し、了承した。