発信者
埋蔵文化財保護対策委員会
回答内容

令和6年2月22日

 

一般社団法人日本考古学協会

埋蔵文化財保護対策委員会

委員長 山田康弘様

 

港区教育委員会

教育長 浦田 幹男

 

羽田アクセス線予定地における高輪築堤跡の保存に関する要望書について(回答)

 

 平素から港区政に御理解・御協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

 貴委員会から提出されました羽田アクセス線予定地における高輪築堤跡の保存に関する要望書について回答します。

 羽田アクセス線予定地及び品川開発プロジェクト(第Ⅱ期)予定地における高輪築堤跡の取扱いについては、考古学、鉄道史、鉄道技術史、地盤工学の有識者により構成され、港区教育委員会(以下、教育委員会という)もオブザーバーとして参加している「高輪築堤調査・保存等検討委員会」での議論を踏まえながら検討を進めていくこととしております。

 教育委員会は、令和3年5月11日付で東日本旅客鉄道株式会社に発出した「高輪築堤跡の保存活用に関する要望書」において、品川開発プロジェクト(第Ⅱ期)予定地にあたる5・6街区について、築堤の現地保存を考慮した開発計画の策定を要望しております。

 引き続き、高輪築堤跡が適切に保存・活用されるよう、関係機関と連携して対応してまいります。

 御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

掲載開始日
発信者
埋蔵文化財保護対策委員会
回答内容

文資第1626号

令和6年2月22日

一般社団法人日本考古学協会

埋蔵文化財保護対策委員会

委員長 山田康弘殿

徳島県知事 後藤田 正純

 

「国史跡徳島城跡周辺の埋蔵文化財保護に関する要望書」について

(令和6.1.30埋文委第5号に対する回答)

 

このことについては、次のとおりです。

1 徳島駅周辺での「県都のまちづくり」については、これまで官民の投資が停滞し、全国から大きく遅れており、駅の南北を分断してきた車両基地を移設し、駅周辺の各施設をつなぐスムーズな動線を確保して、高齢者や障がい者、こどもなど、誰もが移動しやすい人に優しい「まち」を目指しています。

 国史跡徳島城跡及び隣接地については、これまでも発掘調査等により貴重な遺構が確認され、適切に保護を図るとともに、その歴史的重要性については認識しているところです。

 今後とも、史跡管理者の徳島市と連携し、文化庁及び徳島県文化財保護審議会においてご意見をいただきながら、専門的知見・評価を収集し、適切な保護を図って参ります。

 

2 徳島県としては、新ホール・現計画地における発掘調査により、三木廊において「長蔵」や「寺島口門台」の遺構の発見など、重要な考古学的成果があったと認識しており、当該埋蔵文化財の保護方針については、令和4.2.28文資第1436号において、ご回答したとおりです。

 なお、本県では、「魅力ある県都のまちづくり」に向け、新たな「県都のグランドデザイン」の案を提示し、現在、「藍場浜公園西エリアでの新ホール整備」や「新ホール現計画地へのJR車両基地の移設」等の可能性について、詳細調査を行っているところです。

 今後は、調査結果を基に、県議会等において議論することとなりますが、その際、埋蔵文化財の保護についても、検討を行って参ります。

掲載開始日
発信者
埋蔵文化財保護対策委員会
回答内容

2024年2月22日

東日本旅客鉄道株式会社

 

「羽田アクセス線予定地における高輪築堤跡の保存に関する要望書」への回答について

 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃、弊社の業務にご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。貴委員会からいただきました要望書につきまして別紙のとおり、回答させていただきます。

敬具

 

 約150年前の日本初の鉄道開業時の高輪築堤の一部が、弊社が進めている品川開発プロジェクトの計画エリア内等から良好な状態で出土したことは、鉄道会社である弊社にとって大変意義深いものであると考えています。

 

1.羽田空港アクセス線(仮称)予定地について

羽田空港アクセス線(仮称)は、2016年4月の交通政策審議会答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」において、「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークプロジェクト」に位置付けられ、インバウンド需要のさらなる拡大など、首都空港として重要性が高まる羽田空港の機能強化にも大きく寄与する計画です。

羽田空港アクセス線(仮称)の工事に伴う試掘により、高輪築堤と思われる石積が確認されております。現在、試掘を継続して行っており、その結果を踏まえ、調査方針等について高輪築堤調査・保存等検討委員会等において検討致します。

弊社と致しましては、文化財行政や有識者のご助言等をいただきながら、文化財保護法等関係法令に則り、適切に対応してまいります。

 

2.TAKANAWA GATEWAY CITY 第Ⅱ期予定地について

TAKANAWA GATEWAY CITY 第Ⅱ期予定地は、基盤計画が既に国家戦略特別区域計画に認定されている中、品川駅改良事業やリニア中央新幹線品川駅建設事業、その他関連する公共工事等と連携し、「国際交流拠点・品川」の実現にむけて、一体的にまちづくりを進めていく重要なエリアとして、計画の検討を進めているところです。

本予定地においては、公共工事等に伴う試掘により、高輪築堤の一部が確認されております。確認された遺構につきましては、高輪築堤調査・保存等検討委員会等における調査方針等に関するご助言に基づき、東京都教育庁および港区教育委員会により記録保存調査等を行っております。

弊社と致しましては、引き続き文化財行政や有識者のご助言等をいただきながら、文化財保護法等関係法令に則り、適切に対応してまいります。

掲載開始日
イベント内容

 登呂遺跡では、発掘調査の結果をもとに、住居や水田を同じ場所に再現整備しています。この復元水田を活用し、弥生時代と同じ環境で稲の栽培実験を行うことで、当時から現代まで続く日本の農耕文化の特質を追求しています。この展示では、登呂遺跡と静岡大学が共同で取り組む水田稲作の復元実験について、その過程と成果を紹介し、弥生人が営んでいた水田耕作の実態に迫ります。

 

会 期   令和6年2月23日(金祝)〜 5月12日(日)

開催時間  9:00~16:30

休館日   月曜日、祝日の翌日

      ※臨時休館、開館あり

会 場   静岡市立登呂博物館 2階 特別・企画展示室

      静岡市駿河区登呂5-10-5

      電話 054-285-0476

観覧料   一般300円、高・大学生200円、小・中学生50円

URL   https://www.shizuoka-toromuseum.jp/

 

アクセス

 ○バス JR静岡駅南口バスターミナル・22番乗り場より

     「登呂遺跡」行 終点下車(所要時間約10分)

 ○車  東名静岡ICから約10分

     東名日本平久能山スマートICから約10分

     駐車場   約50台(有料)

 

関連事業

■国際シンポジウム①「登呂遺跡発見80周年記念国際シンポジウム 

日韓における史跡の整備と活用の今後 -登呂遺跡・韓国松菊里遺跡を例に-」

 史跡の調査研究と活用方法について、日本と韓国の古代農耕文化をひも解く取組を行う登呂遺跡・韓国扶余郡松菊里遺跡の双方の視点で深めていきます。

 

日  時:令和6年3月16日 (土) 10:00~16:00

場  所:登呂博物館1階 登呂交流ホール

主  催:静岡市立登呂博物館

基調講演:東京都立大学大学教育センター特任教授 山田 昌久 氏

費  用:無料

対  象:どなたでも 

定  員:50名(要予約)

申  込:令和6年3月5日(火)8:00~

静岡市コールセンター(054-200-4894)にて電話受付(先着順)

 

■国際シンポジウム②「農耕空間の多様性と弥生農耕の形成」

 古代の農耕文化に関する最新の研究成果を日韓双方の視点で報告しディスカッションします。

 

日  時:令和6年3月17日(日)9:15~16:30

場  所:登呂博物館1階 登呂交流ホール

主  催:静岡大学登呂農耕文化研究所  

基調講演:高麗大学 助教授 李 僖珍(イ・ヒジン) 氏

定  員:90名

料  金:無料

申  込:不要。直接会場へ(先着順)

 

■関連イベント「弥生土器で炊飯実験&古代米試食会」

日  時:令和6年4月14日(日)、5月5日(日)10:30~12:00

場  所:登呂遺跡 メモリアル広場

費  用:無料

申  込:不要

 

※詳細は静岡市立登呂博物館HPをご参照ください。

 

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発信者
埋蔵文化財保護対策委員会
回答内容

令和6年2月22日

 

一般社団法人日本考古学協会

埋蔵文化財保護対策委員会

委員長 山田康弘 様

 

港区長 武井雅昭

 

羽田アクセス線予定地における高輪築堤跡の保存に関する要望書について(回答)

 

 平素から港区政に御理解・ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

 貴委員会から提出されました羽田アクセス線予定地における高輪築堤跡の保存に関する要望書について回答いたします。

 羽田アクセス線予定地及び品川開発プロジェクト(第Ⅱ期)予定地における高輪築堤跡の取扱いについては、考古学、鉄道史、鉄道技術史、地盤工学の有識者により構成され、港区もオブザーバーとして参加している「高輪築堤調査・保存等検討委員会」での議論を踏まえながら検討を進めていくこととしております。

 また、港区教育委員会は、令和3年5月11日付で東日本旅客鉄道株式会社に発出した「高輪築堤跡の保存活用に関する要望書」において、品川開発プロジェクト(第Ⅱ期)予定地にあたる5・6街区について、築堤の現地保存を考慮した開発計画の策定を要望しております。

 引き続き、高輪築堤跡が適切に保存・活用されるよう、関係機関と連携して対応してまいります。

 御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

掲載開始日