丹羽理事から、総会実施要項に基づき、変更事項の連絡があった。続けて石川理事から、総会資料に基づき、役割分担・時間割の確認があった。
また、先月理事会からの継続議案として、神奈川県の劔持輝久会員から提出された小学校社会科教科書問題ついて検討が行われ、小委員会を立ち上げて次の文科省学習指導要領の改訂前までに調査・検討を図る方向が示された。
なお、この件については、21日(土)の総会において、小学校社会科教科書等における考古学に関する記事を調査・検討する小委員会の立ち上げが了承された。これを受けて22日(日)の研究発表終了後に臨時の理事会を開催し、小委員会構成員について意見交換を行い、次回の理事会にて決定することとした。
橋口理事から、〔1〕本日2時から国士舘大学において埋文委全国委員会を開催し、2004年度の埋蔵文化財保護をとりまく状況調査の結果について・市町村合併に伴う埋文行政を巡る問題について協議するとともに、各地からの報告を行っている。〔2〕本日付けで『第3次埋蔵文化財白書』を刊行した。〔3〕4月28日付けで、会長名による「オオヤマト古墳群の保存・活用を求める声明文」を送付した。〔4〕和歌山県根来寺遺跡の中心伽藍地に登録文化財一乗閣を移転する計画に対し5月17日付で要望書を送付した。〔5〕日本文化財保護協会が設立したとの報告があり、〔5〕については、1月理事会で提案された研究環境整備の小委員会を立ち上げ、その中で対応を検討することになった。
橋本理事から、名簿作成案内文ならびに作成用紙の再提示があり、「個人情報の保護に関する法律」施行に伴う措置を含めて検討が行われた。また、広告の掲載については再検討の結果、掲載はしないことが決定した。
石川理事から、〔1〕「投稿規定」のうち、これまで協会員に限定されていた投稿資格を、会員からの推薦があれば非会員でも可能とする改訂案が提示され、検討の結果、その場合の条件として、投稿手続きに推薦状の添付を明記することが提案され了承された。〔2〕「執筆要項」3・論文要旨についての項のうち、一部表現を改めて日本文要旨の分量を明確化したとの報告があり、了承された。
石川理事から、前・中期旧石器問題調査研究特別委員会の矢島國雄元事務局長からの検討要請として次の説明があった。5月19日にアメリカの雑誌社東京駐在員から戸沢充則前委員長宛てに、藤村新一氏からの手紙の公開要求があったが、戸沢前委員長は公開を断った。小林達雄前委員長にも相談したところ同様の判断であった。しかし特別委員会はすでに解散していることから、最終的判断は理事会が行うことになる。また、特別委員会関係資料についても、理事会に保管を委ねたい。
以上の説明を受けて検討した結果、理事会としても、要求されている資料が医学的個人情報を含む私信であることをもって、公開はしないと判断し、資料の保管についても了承した。
菱田理事から、〔1〕総会時に併せて、22日(日)午後1時から陵墓に関する連絡調整会議を開催する。〔2〕宮内庁から2005年度における陵墓調査の回答を得たとの報告があり、了承された。
なお、22日の陵墓に関する連絡調整会議において、陵墓立入り調査を要望することが決定され、研究発表終了後の臨時理事会においてもこれを了承した。
木下副会長から、〔1〕来春の第72回総会は5月20日(土)・21日(日)の日程で開催する。〔2〕研究発表件数が年々増加傾向にあるが、会場数が限られているのでポスターセッションの導入等を含めて、どのように対応するかかが課題であるとの報告があった。
続けて丹羽理事から、2006年度大会開催に向けて実行委員会が立ち上った旨の報告があり、了承された。
外山事務局長から、先月理事会で検討した「旅費基準」(案)に、非法人協会の内規で定められていた総・大会時の旅費支給をしないという規定が脱落していたことから、新たに「基準」に加えた表記案文の再提出があり了承された。
石川理事から説明があり、昨年同様に大竹理事を推薦することが了承された。
石川理事から、世界考古学会議中間会議大阪大会ならびに、第59回日本人類学会大会公開シンポジウム「中世鎌倉の素顔」への後援依頼が提出されている旨の報告があり、いずれも後援が了承された。
西藤理事から、英文による各時代ごとの遺跡紹介に対して、海外からの反応が寄せられている旨の報告があった。