岡内理事から、福岡県の横山浩一会員(元協会会長)が2005年4月7日に亡くなられた旨の報告があった。
続けて会費高額滞納により会員の資格を失った次の12名の報告があった。この件につき外山事務局長から、1996年度総会において、滞納により退会したものは、滞納分を払ってもらうことが前提になるという議決がなされていることから、今回の12名に対しても、未納会費の請求は続けるとの説明があり、了承された。
橋本理事から、3月末日までに異議の申し立てはなく、113名の内定者は、第71回総会にて承認を受けることになった旨の報告があり、了承された。
石川理事から、資料に基づき、考古資料被害状況ならびに対応について報告があった。
西藤理事から、英文公式サイト(各時代ごとの遺跡紹介)を立ち上げ、公開した旨の報告があり、了承された。
金子理事から、2004年度決算報告と2005年度予算案の説明があり、了承された。続けて萩原理事から、広告収入の増加をはかるため、各理事に協力要請があった。また、石川理事からは、総・大会時のレジュメ頒布につき、参加費として対応したらどうかとの提案があった。
橋口理事から、〔1〕前月の検討結果を踏まえた、会長名による「オオヤマト古墳群の保存・活用を求める声明(案)」が提出され、若干の修正を加えて了承された。〔2〕和歌山県根来寺遺跡の保存問題については、遺跡の中心伽藍地に県の登録文化財一乗閣を移転する計画があることから、要望書の提出に向けて準備を進めている。〔3〕『第3次埋蔵文化財白書』は、第71回総会までに刊行する。刊行記念の講演会またはシンポジウムの開催については、埋文委内のワーキンググループと理事会の企画担当理事とで計画をはかる。〔4〕今秋を目処に、九州連絡会の発足を計画している等の報告があった。
丹羽理事から、実施要項に基づき、日程・役割分担の確認があった。続けて岡内理事から、会員から提出された総会への審議事項2件の報告があり、総会時の対応について検討が諮られた。また、大竹理事からも、憲法問題など戦後60年の節目として、協会の対応姿勢を総会時に提起してはどうかとの提案があったが、審議事項提出期日を過ぎていたこともあり、まずは理事会内での討議事項とし、次回理事会で再検討することが了承された。
外山事務局長から、総会に提案する「会費に関する規則(案)」・「理事選挙規則(案)」・「旅費規則(案)」の説明があり、「旅費規則(案)」を若干修正して了承された。
石川理事から、3月1日・4月9日に小委員会を開催し「日本考古学協会倫理綱領(案)」を作成した旨の報告があり、案文の検討が行われた結果、若干の文言の修正を行ったうえ、第71回総会に提示することになった。
橋本理事から、会員名簿作成の案内文並びに作成用紙の説明があり、〔1〕4月1日からの「個人情報の保護に関する法律」施行に伴い、12月理事会で了承された非会員への名簿販売については見直す必要があること。〔2〕作成用紙には、新たに掲載を拒否する場合の項目を加えたことが報告された。続けて、萩原理事から、他学会の名簿作成状況の資料提示があり、名簿出版費用の捻出が厳しいことから、広告収入を得ることが提案された。検討の結果、非会員への販売はしないことが了承された。広告掲載並びに作成用紙の内容については、次回理事会で再検討することになった。
萩原理事から、小委員会の構成員案が報告され、了承された。
金子裕之理事から、〔1〕『日本考古学』第19号の進捗状況について。〔2〕2005・2006年度の査読委員候補者44名を選定した。〔3〕任期満了の車崎編集委員に代わり土生田純之会員を編集委員に委嘱したい。〔4〕執筆要項の1.原稿の種類・枚数を一部修正したいとの報告があり、〔3〕・〔4〕については了承され、これを受けて19号から執筆要項が変更される。続けて、田中理事から、現状では投稿資格が協会員に限定されていることから、大学院生等の投稿が出来ない状況にある。投稿原稿の増加をはかるためにも、投稿規定中の投稿資格を改訂したいとの提案があり、次回理事会に、投稿資格の改訂案を提出することが了承された。
石川理事から、第2回国際シンポジウム「中世北東アジアの動態研究−日本から『ひと・もの・わざ』を考える−」への後援依頼が提出されている旨の報告があり、後援が了承された。