田中理事から、京都府の岡田芳三郎会員が2004年7月24日に、兵庫県の浅田芳朗会員が7月31日に、愛媛県の真鍋修身会員が8月13日に亡くなられた旨の報告があった。
続けて退会届の報告があった。検討の結果、当会は前納制であり、すでに2004年度も半年経過し刊行物等の送付もなされていることから、2004年度会費の納入を確認したうえで、本年度末をもっての退会を了承することになった。
田中理事から、平成16年度陵墓保全整備工事一覧には掲載されておらず、懇談の席上でも情報のなかった黄金塚古墳(奈良市窪之庄所在)の調査につき、宮内庁から連絡があったため、急遽関係14学・協会に通知し、9月10日に見学を行った。当会からは、菱田理事と百瀬理事が参加したとの報告があり、当日の詳細については、次回理事会にて両理事から報告を受けることになった。
橋本理事から、〔1〕2005年度新入会員資格審査委員として14名(再任6名、新任8名)が決定し、委嘱状を送付した。〔2〕第1回資格審査委員会は12月11日(土)に開催の予定であるとの報告があり、了承された。
橋口理事から、〔1〕群馬県太田市成塚向山1号墳ならびに芦屋市徳川大坂城東六甲採石場等の保存問題につき、再要望書を提出。〔2〕新潟県柏崎市軽井川南遺跡群について、8月21日に川島・松崎両事務局次長・橋口が現地視察を行い、要望書を提出。〔3〕埼玉県さいたま市馬場小室山遺跡の保存問題につき、要望書を提出するとともに埋文委幹事が現地を視察。〔4〕9月25(本日)・26日の両日、千葉市内貝塚を中心に夏期研修会を実施。〔5〕広島大会2日目に、情報交換会を開催予定。〔6〕和歌山県根来寺遺跡の保存問題については、11月27日にシンポジウムが開催される予定。〔7〕三重県久留倍遺跡の保存問題は、当初の要望に近いかたちで決着をみる可能性が高いとの報告があった。続けて、佐久間理事は、平城宮跡の保存問題ならびに芦屋市徳川大坂城東六甲採石場等の保存問題について、金子直行理事からは、馬場小室山遺跡についての補足説明があった。
河瀬理事から、大会スケジュールならびに理事役割分担の説明があり、了承された。
外山事務局長から、1 会費に関する規則(案)、2 総会運営規則(案)、3 理事選挙規則(案)、4 理事会運営規則(案)、5 特別委員会規則(案)、6 埋蔵文化財保護対策委員会規則(案)、7 旅費規則(案)、8 名誉会員規則(案)、9 事務局規則(案)、10 職員旅費規則(案)の提示があり、このうち、1 会費に関する規則(案)と、3 理事選挙規則(案)について検討が行われた。討議の結果、1については、原案通り了承されるとともに、夫婦会員や法人・団体の扱いについては今後の検討課題となった。また、3については、若干の修正を加えて了承された。この結果については、12月刊行の会報に掲載して会員から意見を求めたうえ、1月理事会で再度検討をはかり、総会への提案事項として3月刊行の会報に掲載する予定。
金子裕之理事から、『日本考古学』第18号の編集進捗状況の報告があった。また事務局から、機関誌・年報の寄贈先につき検討が要請され、各理事から情報を得ることになった。
山岸理事から、〔1〕所蔵図書のデータベース化をはかり、書名等は公式サイト上で閲覧できるようにする。〔2〕これまで『会報』に掲載していた「受贈図書欄」は、公式サイト上に移行するとの報告があり、了承された。
佐久間理事から、各理事に対して『日本考古年報』第57号第U部の執筆者選定委員の就任が依頼され、原案通り了承された。
田中理事から、シンポジウム「宇津木向原遺跡発掘40周年記念 方形周溝墓研究の今」への後援名義借用願いが提出されている旨の報告があり、了承された。
田中理事から、『週刊文春』に掲載された謝罪文の提示があり、併せて倉洋彰委員から提出された聖嶽洞穴遺跡連絡小委員会の最終報告文が報告された。
田中理事から、日本学術会議の制度改革に伴い東洋学研究連絡委員会が廃止されることから、それに代わる表記協議会の設立が計画され、当会へも参加が要請されているとの報告があり、検討の結果、参加を了承し岡内理事が対応することになった。
田中理事から、会員から総・大会の発表を映像記録ならびに動画配布する提案がある旨の報告があり、検討の結果、即時の対応は難しいが、今後検討を進めていくことが了承された。