菅谷理事から、島根県の宮本徳昭会員が2008年7月26日に、愛媛県の森光晴会員が9月19日に亡くなられたことが報告され、哀悼の意を表した。
青木事務局長から、会報No.165に掲載する「定款の改正(原案)」の説明があり協議が行われた結果、理事の定員数、理事の補充、理事の任期、会長選出方法の4点については、11月理事会で再度検討したうえ、決定をはかることになった。
また、髙倉副会長から、来春の定款改正に伴い、これまでの各種規則・規定を含めた「規則集」の作成が提案され、了承された。
小笠原理事から、標記小委員会の設置趣旨、活動計画、組織案等の説明があり、続けて菅谷理事からも、設置趣旨について補足説明があった。検討の結果、本年度中の設置が了承されるとともに、現在の考古学研究の基盤を再確認する意味でも、明治期も取り入れて欲しいとの要請があり、今後、具体的な内容について準備を進めることになった。
渋谷理事から、大会実施要項(会場は南山大学)に基づき、各理事の役割分担等について説明があり、了承された。
白井理事から、本日(10月25日)、小委員会を開催して委員長に白井が選出されたこと、今後の進め方について方針を定め、会報No.165に掲載する「寄贈先募集要綱(原案)」を決定したことが報告され、原案の検討が行われた。検討の結果、審査の具体的方法と要件等については別「要領」を設けることとし、次回理事会にて最終決定することが了承された。
福永理事から、①陵墓関係ワーキンググループ(WG)の設置については、16学協会すべての了承を得て、11学協会からの参加希望があった。11月2日(日)に第1回WG会議を開催する。②今年度の限定公開は、百舌鳥御廟山古墳を対象に、11月28日(金)に行われる予定。百舌鳥御廟山古墳は宮内庁の事前調査と同時に、堺市が周濠を調査する予定であり、限定公開時には、堺市調査部分も見学できるように交渉済み。③本年度の保全整備工事に伴う立会調査についても数件の公開を求めており、調査の予定を打診中である。④本年度の陵墓の立入については、佐紀陵山古墳(日葉酢媛陵)と伏見城(伏見陵)を対象に打診中であるとの報告があり、了承された。
山本理事から、9月13日(土)に静岡市民文化会館中ホールにおいて第4回公開講座を開催し、当日スタッフも含めて215名の参加を得たとの報告があった。なお、当日の参加者から、丸一日の開催時間は長すぎるなどの意見もあったことが追加報告された。
白井理事から、10月12日(日)に明治大学を会場に「大学考古学と地域研究−縄文時代の最前線−」を開催し、スタッフを含め100名余の参加を得たが、広報不足の感があり大学生等の参加が少なかった。また、当日は資料集とパンフレットを500円で販売したことが報告された。九州会場については、髙倉副会長から、12月6日(土)・7日(日)の両日、九州国立博物館を会場に「百済、倭そして大宰府」をテーマに開催することが報告された。続けて東北会場については、小笠原理事から、2009年2月15日(日)に仙台市博物館を会場に「氷河期の森からのメッセージ」をテーマに開催することが報告され、渋谷理事からも補足説明があった。なお、東北会場での開催にあたっては、協会主導の運営体制を充実させて実施することが了承された。
石川理事から、本日(10月25日)、委員会を開催し、文化庁で資格制度の創設に向けた具体的な検討が始まったことを説明し、愛知大会でのポスターセッション内容と今後の活動について協議した。資格問題については、大会時の埋文委情報交換会において意見交換や情報収集をはかること、会報紙上で資格問題に関する現状を報告して会員に情報提供を行うことのほか、会員以外にも広く社会に周知して議論を進める必要があり、予算の都合がつけばシンポジウムの実施も考えていることが報告された。シンポジウムの実施については、予算措置がなされていないことから年度内の実施は難しいこと、5月総会時の開催が望ましいのではないか等の意見が出され、開催時期の問題、シンポジウム以外の方法による社会への周知方法等を今後検討することになった。
黒尾理事から、9月27日(土)・28日(日)に委員会を開催し、大会時のポスターセッション並びに来春の総会時に向けた活動について協議したことが報告され、了承された。続けて松本理事から、『小学校の指導要領解説』について、補足説明があった。
茂木理事から、①『日本考古学』第26号の編集進捗状況の報告。②『日本考古学』第27・28号について9月26日(金)に印刷発注の入札説明会を開催し、10月7日(火)に一般競争入札を行い、予定価格の範囲内で無事落札した。③独立行政法人科学技術振興機構による平成20年度電子アーカイブ対象誌として『日本考古学』が選定されたことが報告され、了承された。続けて、佐藤理事から③について、著作権の承諾を得る手続きのあることが説明され、今後、情報収集することになった。
北條理事から、10月20日(月)に『日本考古学年報』60号について印刷発注の入札説明会を開催し、10月31日(金)に指名競争入札を行うことが報告され、了承された。続けて、各理事に対して『日本考古学年報』61号の執筆者選定委員の依頼があり、一部修正のうえ了承された。
松本理事から、9月・10月幹事会議事録の提示があり、①10月4日(土)・5日(日)の両日、東海大学山中湖セミナーハウスで夏期研修会を開催し、埋蔵文化財保護体制のあり方と資格制度について協議した。②島根県松江市松江城城下武家屋敷遺構群の保存問題については、島根県考古学会の要請を受けて9月7・8日に近藤委員長と橋口事務局長が現地視察を行い、10月24日付けで関係機関に要望書を提出した。③愛知大会時の情報交換会では、研究環境検討委員会と協力し資格制度問題についての意見交換を行うことのほか、千葉県柏市松ヶ崎城の保存問題、平城京跡をめぐる保存問題、千葉県千葉市の貝塚をめぐる保存問題等の報告があり、了承された。
石川理事から、日本学術会議は10月1日で第20期から第21期になったことが報告され、考古学関係では、会員1名(木下尚子氏・6年任期の4年目)と、連携会員9名(石川日出志・井上洋一・宇野隆夫・菅谷文則・關雄二・武末純一・常木晃・藤本強・本田光子の各氏)で、前期途中1名減となった分の補充はなかった。なお、史学委員会の席上、考古学が主導する分科会がない現状に対して、小谷汪之委員長から分科会の立ち上げが打診され、12月までに検討を進めることになったとの報告があり、了承された。
佐藤理事から、表記総会が12月6日(土)に開催されることが報告され、当日の参加者について検討が行われた。
青木事務局長から、今治市教育委員会から、瀬戸内歴史シンポジウム「西部瀬戸内の初期前方後円墳を探る」への後援依頼があったが、期日が迫っていたことからすで に承諾したことが報告され、了承された。