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2008年5月理事会記録

1.会員の訃報について

 岡内理事から、静岡県の長田實会員が2008年3月31日に、京都府の角田文衞会員が5月14日に亡くなられたことが報告され、哀悼の意を表した。

2.第74回総会について

 丹羽理事から、「総会実施要項」に基づき変更事項の説明があった。続けて橋本久和理事から「大阪府の博物館・資料館見直しに対する決議(案)」が、橋口理事から「鞆の浦の歴史的景観および港湾文化財の保全・保護を求める声明(案)」が示され、決議案については一部文言修正を行い、声明文案については現案通り了承され、5月24日の総会に諮ることになった。また、山岸理事からは総会時の記者会見の手順について説明があり、「大阪府の博物館・資料館見直しに対する決議(案)」が採択された後は、当初の予定通り、新会長が橋下大阪府知事に直接手渡しする方法をとることで準備を進めることが確認された。なお、橋本久和理事から、5月17日(土)に大阪府天王寺区民センターにおいて開催されたシンポジウム「21世紀の博物館と考古学〜文化政策の視点から」の報告があり、併せて韓国大学博物館協会の申敬K会長(釜山大学教授)が4月16日に大阪府庁を訪れ、歴史博物館4施設の存続を求める協会名の要望書を提出し、17日のシンポジウムにも参加したことも報告された。

3.60周年記念事業について

 小笠原理事から、事業計画案の説明があり、明日行われる日本考古学協会創設および初期入会会員の表彰について手順の確認が行われた。続けて辻理事から、仙台会場での実施については、協会側でも実行委員会を組織してもらい、地元実行委員会との双方で協同して作業を進めたいとの要請が示された。

4.埋文委報告

 橋口理事から、広島県福山市鞆の歴史的景観保全問題について、総会時に署名活動を行うことが報告され、了承された。続けて松本理事から、本日午後2時から埋蔵文化財保護対策委員会を開催しており、委員長に近藤英夫委員、副委員長に矢島國雄、丹羽佑一両委員を選出したことが報告され、了承された。

5.協会将来構想検討小委員会報告

 渡辺副会長から、5月17日(土)に第2回小委員会を開催し、新理事会への引き継ぎ事項をとりまとめたことが報告され、了承された。

6.社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 大竹理事から、4月27日(日)に委員会を開催し、今年度の活動計画を協議したことが報告され、社会科・歴史教科書等に関するアンケート調査への協力が要請された。続けて松本理事からも補足説明があり、「歴史教科書を考える」第3号・第4号が提示された。

7.その他

①後援依頼について

 青木事務局長から、文化財保存修復学会から学会創立75周年記念・国際シンポジウム「東アジア、東南アジアの文化財の保存修復」への後援依頼があるとの報告があり、後援が了承された。

②会員からの意見について

 松本理事から、黒尾会員からの提案について、改めて確認を行ったところ、すでに時期を逸していることから取り下げるとの回答を得たことが報告された。

③アンケート集計結果について(資料有り)

 菅谷理事から、高松塚・キトラ古墳問題検討小委員会が2007年度熊本大会ほかで行ったアンケート集計結果の提示があった。また、地元マスコミに対し、今回の総会時に高松塚・キトラ古墳問題検討小委員会で口頭発表を行う旨の情報提供をしたことが報告された。

以上